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笹の墓標

「笹の墓標」という小説を読んだ。日本を代表するミステリー作家の一人、森村誠一氏が著した社会派推理小説である。殺人事件の犯人捜しを主体とする推理小説なのであるが、何が社会派なのかと言えば、戦時中に北海道でタコ部屋労働の犠牲になった日本人や朝鮮人の様相を描いているからだ。タコ部屋労働とは、未開の地が多くあった当時の北海道にあって、ダム建設や鉄道敷設等、労働者を厳しい監視下に置き、過酷な環境下で土木・建設工事を強いる重労働のこと。タコとは強制労働者、部屋とは強制労働者を監禁する部屋を指す。高収入の甘言に騙された失業中の日本人や、朝鮮からの強制連行者がタコ部屋労働に従事させられ、長時間に及ぶ肉体労働による過労や過剰な体罰等で多くの死者を出した。実際には収入のほとんどが住宅費や食費・日用品費等の名目で法外な金額を差っ引かれ、手元にはほとんど残らなかったという。北海道の開発にはこういった人権無視の労働者の存在があり、今の発展があることを忘れてはならない。推理小説でありながら「笹の墓標」はそんなことを現代に問いかける。

小説「笹の墓標」は、戦時中に雨竜第一ダム(朱鞠内湖)建設工事のタコ部屋労働に従事させられた朝鮮人労働者が脱走を企て、救援委員会の出先がある近文(旭川市)へ逃げ延びる場面からはじまる。雨竜ダムの建設でもタコ部屋労働者が多く犠牲になり、その死体は朱鞠内湖付近の光顕寺に運び込まれ、荼毘に付されることもなく、朱鞠内や添牛内の共同墓地周辺の山中に埋められたという。昭和55年(1980年)から日韓のボランティアによる発掘調査がはじまり、その現場は墓標も無い笹やぶが生い茂るだけの墓地であったことから、小説のタイトルとなる”笹の墓標”という言葉が生まれた。小説はタコ部屋労働からの脱走劇を描くプロローグから現代の遺体発掘調査へ時は流れる。その遺体発掘現場からタコ部屋労働者のものとは思えない腐乱死体が偶然発見され殺人事件が発覚、犯人探しに物語が展開する中、タコ部屋労働に関わった被害者と加害者らの子孫が現代で再び繋がりをみせ、その暗い歴史の闇を紐解いていく。




朱鞠内駅跡
添牛内から朱鞠内へ移動。写真は朱鞠内駅跡に建つ朱鞠内バス待合所。JR深名線廃止後はJRバスが地域の足として運行されている。


朱鞠内駅跡
朱鞠内バス待合所。雪原にぽつんと佇むモダンな建物が印象的。


朱鞠内バス待合所
朱鞠内バス待合所の内部。昼過ぎながらバスを待つ人はいない。朱鞠内地区に来る幌加内~名寄駅間のバスは1日6往復の運行。


朱鞠内駅
JR深名線資料展示室の展示写真より。深名線廃止直前の朱鞠内駅。この駅舎は私も何度か訪れており、見覚えがあって懐かしい。現在の朱鞠内バス待合所が建つ場所にこの駅舎があった。


朱鞠内市街
朱鞠内市街。さすがは北海道内有数の豪雪地帯。


朱鞠内市街
歩道両脇に背丈以上の雪の壁。圧迫感が半端ない。


国道275号 朱鞠内市街
朱鞠内市街の国道275号から分かれる道道528号を北上、朱鞠内湖へ。


湖畔駅跡
道道528号から朱鞠内湖方面へ至る道の分岐点に湖畔駅があった。ここがその跡地。単式ホームに簡素な待合所を設ける無人駅で、朱鞠内湖への最寄駅だったが、”湖畔”という駅名でありながら朱鞠内湖畔までは約2kmも離れている。開業は昭和31年(1956年)、朱鞠内湖への観光客を見込んで新設されたと思われるが、その機能を果たすことはなかったようで、平成4年(1992年)度の1日乗降客数は0人だったらしい。


朱鞠内湖
朱鞠内湖畔にある遊漁者管理休憩所。この建物の奥が朱鞠内湖だ。


朱鞠内湖
遊覧船の船着場は冬期休業中。雪に埋もれた自販機、温かいコーヒーは買えるのだろうか…。


朱鞠内湖
湖面が凍結し雪が積もる朱鞠内湖。1月から3月にかけてワカサギを求めて多くの釣り人が訪れる。


朱鞠内湖
厳寒の冬を感じる朱鞠内湖。気候条件が揃えばサンピラーやダイヤモンドダストの自然現象が見られるという。


朱鞠内湖
朱鞠内湖は冬と夏では景色が一変、特に冬は北海道らしい景色を見せる。


雨竜第一ダム
朱鞠内湖を造り出した雨竜第一ダム。今やワカサギ釣りの名所として知られる湖は、多くのタコ部屋労働者の犠牲によって完成したことを忘れてはならない。


雨竜第一ダム
雨竜第一ダムは戦時中の昭和18年(1943年)に完成。それから70年以上もの歳月が流れたことになる。タコ部屋労働に従事した先人たちは、今の世を見て何を思うのか。


手打ち蕎麦の宿 朱鞠内湖そばの花
湖畔駅近くにある”手打ち蕎麦の宿 朱鞠内湖そばの花”。朱鞠内地区にある数少ない宿泊施設の一つ。1日3組限定で宿泊を受け入れ、夕食に幌加内産の蕎麦を堪能できるようだ。

手打ち蕎麦の宿 朱鞠内湖そばの花
http://orange.zero.jp/sobanohana.boat/index.html


笹の墓標展示館
”朱鞠内湖そばの花”近くにある笹の墓標展示館へ。冬期に開館しているのかわからず、入口にある田中宅の方に見学の可否を聞いてみたところ、「入口は開けてあるので、ご自由にどうぞ。」と快諾を得られた。


笹の墓標展示館
新雪を踏み分けながら笹の墓標展示館に。この建物は昭和9年(1934年)に真宗大谷派説教所の光顕寺本堂として建立、平成4年(1992年)まで本堂として使われた。光顕寺が廃寺となり空知民衆史講座が管理、笹の墓標展示館として一般公開し現在に至っている。名雨線(後の深名線)や雨竜ダム建設工事で犠牲となったタコ部屋労働者の遺体が一時安置された本堂である。


笹の墓標展示館
笹の墓標展示館内部。寺の本堂らしさを残す。館内にはタコ部屋労働犠牲者の位牌をはじめ、当時の工事現場を写したパネルや、遺骨発掘活動の様子、光顕寺創建時等の写真を展示する。


光顕寺本堂落慶法要の様子
昭和9年(1934年)、光顕寺本堂落慶法要の様子(以下写真4枚、笹の墓標展示館の展示パネルより)。多くの檀家が祝賀に訪れたことがわかる1枚。


雨竜第一ダムの土堰堤工事
雨竜第一ダム土堰堤工事の着工2年目の写真。写真に堰堤の概念図を描く。


雨竜第一ダムの土堰堤工事
雨竜第一ダム土堰堤工事の着工3年目の写真。ダムの土台が出来つつある感じ。


雨竜第一ダムの土堰堤工事
雨竜第一ダム土堰堤工事の着工5年目の写真。今に見るダムが完成しつつある。まともな重機も無い時代、過酷な環境下のもと、人力だけでこれだけでこれだけのものを造り出したのだがら、命を懸けて労働に従事させられた先人たちの労苦は想像を絶する。せめて北海道の開発初期にはそういった労働者がいたことを心に留めよう。


笹の墓標展示館
笹の墓標展示館に残るタコ部屋労働者の位牌。強制労働の惨さを今に物語る。もし幌加内に訪れる機会があったならば、ここを訪ね位牌に手を合わせてほしい。


せいわ温泉ルオント
朱鞠内から旭川への帰途、せいわ温泉ルオントに寄りひとっ風呂。現代の平和な世は先人たちの過酷な労苦によって成り立っていることを忘れてはならない。そんなことを幌加内という町は思い起こさせてくれる。


撮影日:2014年12月30日(火)
【 参考文献 】
・森村誠一著(2009年)『笹の墓標』小学館文庫
・空知民衆講座編集・発行(1996年)『朱鞠内と強制連行・強制労働』

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添牛内

ソバの花が咲き誇る8月上旬の幌加内町、昨年末に訪れた添牛内地区を約8ヶ月ぶりに訪れた。冬場には見ることができなかった添牛内という地名の由来地”早雲内の滝”や旧深名線の添牛内駅跡をはじめ、添牛内新市街と旧市街、両隣に位置する大曲と新富地区を歩き回ってみた。添牛内については前に書いた記事「深名線 添牛内駅跡」に書いているので、こちらを参照してほしい。まずは早雲内の滝と添牛内新市街と旧市街の様子から。




政和そばの花展望台
旭川から江丹別峠を越えてまずは政和そばの花展望台へ。


そばの花
そばの花の見ごろは7月中旬から8月上旬。可憐な白い花を咲かせる。


政和そばの花展望台にて
幌加内町のゆるキャラ”ほろみん”。ちょうど”幌加内町新そば祭り”PR用の写真撮影中。顔がそばの実というそばの妖精で、「身(実)を粉にするいきおいでがんばっちゃう努力家。」とのプロフィールが上手い。今年のゆるキャラグランプリにエントリーしているので、清き1票を投じよう。


ほろみん
撮影を終えて一休みの”ほろみん”。暑い中お疲れ様です。


政和のそば畑
展望台よりそば畑を一望。幌加内町はそばの作付面積、生産量とも日本一。


そば処きたむら
展望台に併設する”そば処きたむら”。


そば処きたむらのもりそば
そば畑を眺めながら食べる幌加内そばは格別。腹ごしらえを終えたところで政和そばの花展望台より国道275号を北上、添牛内へ向かう。


添牛内跨線橋
国道275号と国道239号(観月国道)の分岐点付近、添牛内跨線橋を渡り観月国道を霧立峠方面へ向かう。


ソーウンナイ川
観月国道横を流れるソーウンナイ川。


滝の上覆道
滝の上覆道の左下にソーウンナイ川があり滝があるはずなのだが…。


ソーウンナイ川
急斜面に藪が覆い川まで降りるのはちょっと厳しい。覆道を歩いて滝上へ行ってみることに。


早雲内の滝
覆道から早雲内の滝が見れた。ソーウンナイの川名はアイヌ語の「ソー・ウシ・ナイ」にあり、滝のある川という意味を持つ。添牛内という地名の由来はこのアイヌ語にあるという。


早雲内の滝
流木が掛かり激しく水しぶきをあげる早雲内の滝。


添牛内駅跡
早雲内の滝を見終え添牛内跨線橋まで戻る。跨線橋上より雑草に覆われた深名線廃線路と添牛内駅跡を望む。


添牛内駅跡
添牛内駅跡構内。雑草に覆われ旧駅舎が確認できるだけ。


旧添牛内駅
旧添牛内駅駅舎。平成7年(1995年)深名線の廃止に伴い廃駅に。


旧添牛内駅
駅前に残るのは1軒の民家のみ。旧駅舎はこの民家の物置として使われたことで残存していたのだが、現在民家が無住になっており、今後の動向が心配。この景観が見納めにならなければよいが。


旧添牛内駅駅舎
旧添牛内駅駅舎と左奥に農業倉庫。


旧添牛内駅構内
旧添牛内駅構内。藪に埋もれているがホームが残存しているらしい。


旧添牛内駅
駅舎南側に残る引き込み線の遺構。


添牛内跨線橋
添牛内駅跡より廃線跡と添牛内跨線橋を望む。


旧添牛内駅前通り
旧添牛内駅前通り。駅舎から50m程で国道に突き当たる。昭和29年(1954年)の地図によれば左角に森脇商店、突き当り国道向こうに右から阿部旅館、ツバキ理容院、モナコパチンコが並んでいた。


添牛内新市街
添牛内新市街。添牛内駅が開業して新たに市街が発達、従来からの市街(旧市街)に対して駅周辺は新市街と呼称された。


霧立亭
添牛内地区唯一の飲食店、新市街の国道沿いにある霧立亭。平成13年(2001年)に閉鎖された旧添牛内郵便局で、建物を改装して開店した手打ちそば処。


霧立亭
営業中だったので早速店内に。


霧立亭のざるそば
太めでこしがあり、そばの香りと味を堪能できる私好みのそば。美味しく頂きました。


旧農協倉庫
霧立亭より旧農協倉庫を望む。


旧添牛内農協と国道239号
旧添牛内農協。


故歳桃訓導殉職彰碑・故大川榮子弔碑
故歳桃訓導殉職彰碑(写真右)と故大崎榮子弔碑(写真左)。昭和13年(1938年)8月26日、雨竜川での水泳授業中に生徒の大崎榮子が溺れ、指導にあたっていた歳桃多吉先生が助けに行くが、二人とも溺死してしまったという。3回忌の昭和16年(1941年)に建立。


雨竜川
供養碑の裏手を悠々と流れる雨竜川。77年前にここで起きた教師と生徒の悲劇を思い、冥福を祈ろう。もし大川榮子さんがこの水難事故に遭わなければ、90歳近いお婆ちゃんだろうか。


添牛内踏切跡
添牛内駅の名寄側に残る踏切跡。線路部分が未舗装のため水溜りができている。左奥に旧市街を延びる国道。

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政和アートFes 2017

北海道旭川市への帰省中、幌加内の政和で開催していた”政和アートFes 2017”へ行ってきたので、早速記事にしておきたい。

幌加内市街から国道275号を北上すること約15km、深名線政和駅を中心に市街を形成した政和地区があり、ここに政和小学校はあった。平成7年(1995年)深名線が廃止されて過疎化が進み、それから12年後の平成19年(2007年)に政和の児童が集った政和小学校も閉校に。他の例を見れば校舎は解体され、体育館だけが残って再利用されたり、悲しいかな跡地は野ざらしとなっているような光景も北海道の過疎地域ではよく見られるなか、政和小学校は往時の姿をそのまま残している。「人が住まなくなった家は朽ちる」、今年6月に訪れた長崎県池島の炭鉱アパートに朽ち果てる有様を見てきただけに、校舎も使われなければ見る見るうちに朽ち果ててゆくことは想像に難くない。

そんな母校を守るべく立ち上がったのが卒業生、思い出の校舎を残そうと平成24年(2012年)から”政和アートFes”と銘打ち、夏期に旧校舎を利用して道内アーティストの作品を展示する。今年(2017年)で6年目になるという。旧小学校の校舎や備品に遊び心いっぱいの作品がコラボして展示され、美術館等では味わえない独特の世界観を醸し出している。今年(2017年)の開催期間は7月29日(土)~9月3日(日)まで、8月26日(土)と27日(日)の2日間はワークショップや手作り雑貨の店が出るとのことで、期間中に最も賑わうようだ。夏場の幌加内は広大なソバ畑に花が咲き誇り、深緑の山々を背景にして白い絨毯が映える季節、北海道へ旅行やドライブの際に幌加内を行き先に加えてみてはいかが。

政和アートFes
http://seiwa-artfes.moo.jp/



旧政和駅舎
幾度となく訪れた旧政和駅舎。まだまだ健在。


旧政和駅前
旧政和駅前。数年前に幌加内町開基七十周年の記念塔が失われたものの、駅前の様子は変わりない。


国道275号 旧政和駅付近
旧政和駅前を通る国道275号。路傍には花壇が設けられ政和の町を綺麗に彩る。


政和アートフェスの幟
国道沿道には”政和アートフェス”の幟がはためく。


「政和開基開校八〇周年記念祝詩」碑
旧政和小学校に。平成6年(1994年)建立の「政和開基開校八〇周年記念」碑。碑面に80周年を祝う詩を刻む。

東に雨竜川を眺め 西に三頭山を仰ぐ ふるさと政和うるわし


旧政和小学校
今も元気に遊ぶ子供たちの声が聞こえてきそうな旧政和小学校校舎。


旧政和小学校の二宮金次郎像
旧校舎前。左から二宮金次郎像、政和中学校閉校記念之碑、政和小学校閉校記念之碑。


旧政和小学校
平成19年(2007年)に閉校となった旧政和小学校。閉校時に飾れたのだろう、”ありがとう 政和小 さようなら”を掲げる。そう簡単に”さようなら”なんててきません。ここが”政和アートFes”の会場である。


旧政和小学校体育館
まずは体育館に。


旧政和小学校体育館
壇上には新聞紙で作られたニワトリ。


旧政和小学校体育館03
壇上の背景にある金属アート。二次元から三次元へと作品を融合し、球をコロコロさせて遊べる仕組みになっている。発想が面白くて、こういうの大好きなのでコロコロさせてみた。最後の吊るしミニ鍋の手前で、球が脱落してしまったのもご愛敬。


旧政和小学校体育館
グランドピアノの周りに配される金属の球体形オブジェは聴衆のうよう、まるで演奏会が開かれているようだ。


旧政和小学校体育館

旧政和小学校体育館
体育館演壇向かいの中二階。歴代校長先生の顔写真や閉校式典に使われた「思い出ありがとう 政和小学校」の看板をはじめ、在校生の絵画等の作品が残されていて、感慨深く見入ってしまう。


旧政和小学校理科室
校舎2階の理科室入口。壁床の赤・黄・青の配色に白の階段、無味な金属アートが壁から天井にかけて蔦の如くへばりつく。実に楽しい。


旧政和小学校理科室
理科室には天井から吊るされた作品が、氷点下数十度に達する幌加内の厳しい冬を思わせる。それを裸電球が照らすのは、深い曇天の合間から見える太陽の光、僅かな温もりに春の到来を待つ北海道の住人を感じてしまったのは大袈裟なのか。


旧政和小学校理科室
理科室の棚には、政和小の生徒たちが実験で使ったのであろう器材を残す。


旧政和小学校書庫
ここは書庫。「天色の地」という作品。白イスに座り、そして思いを馳せる…。


旧政和小学校教室
教室では石油ストーブで暖をとっているかのように作品が展示され、素敵な空間に。


旧政和小学校図書室
黒板アートを制作中だった図書室。


政和アートFes 黒板アート
黒板アートが完成したところを見れるかなと思い、3日後に再訪。これが絶滅危惧種をテーマにした黒板アート。まだデッサンだけの部分があり未完成、しかしながら十分に作品を堪能できた。完成は8月27日を予定しているという。チョークだけでこれだけの表現ができることに感動。特に地上と水中を隔てる水面の表現が素晴らしく、しばらく間近で見入ってしまう。


政和アートFes 黒板アート
制作者は学校の先生で、休日に士別からここに来て黒板アートを描いているのだとか。チョークの扱いには慣れているのだろうが、作品は緻密に描かれていて凄いの一言。思いが伝わってくる。


旧政和小学校図書室
図書室だけに本棚には本がたくさん並ぶ。


旧政和小学校 1・2年教室
1・2年教室は不思議な空間に。


政和アートFes05
異彩を放つこんな作品も。ウエディングドレスに挟まれるのは政和アートフェスのキャラ、ワルジカ。新聞紙で作られている。ここで何の悪巧みをしているのでしょうか。


旧政和小学校物品庫
ここは物品庫。色彩の無い空間に冷徹な幌加内の真冬を思わせる。


アトリエ千の花
そして”アトリエ千の花”。ステンドグラスを照らす暖かい光。真冬は極寒となる幌加内、これは命を守る灯り。


アトリエ千の花
ステンドグラスが飾られた窓越しにソバ畑を眺める。今はソバの花が咲き誇る幌加内の短い夏。


旧政和小学校 2階廊下
旧政和小学校の2階廊下。


旧政和小学校 2階廊下
来年も必ず来よう。夏が来るのが楽しみだ。


白銀の丘
政和から旭川への帰途、白銀の丘に。


白銀の丘
道の両側に満開の白い花を咲かせる。これが美味しい蕎麦になるわけだ。


水銀山より幌加内市街
この記事の最後は水銀山より望む幌加内市街で。


撮影日:2017年8月10日(木)、13日(日)
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政和アートFes 2018

昨年に引き続き今年(2018年)も”政和アートFes”へ行ってきたので記事に。簡単におさらいしておくと、”政和アートFes”は幌加内町政和地区にある旧政和小学校の校舎を利用し、道内で活躍する芸術家の作品を展示、ソバが咲き誇る季節に幌加内を盛り上げるイベントになっている。過疎地で次々に廃校になった小学校が消える中、こんな活用の仕方で生き返った廃校舎があることにうれしく思う。今年の開催は9月2日(日)まで、廃校舎にノスタルジーを感じながらアート作品を鑑賞、そして蕎麦に舌鼓、幌加内まで足を延ばしてみませんか。

政和アートFes
http://seiwa-artfes.moo.jp/




政和三頭山
”政和アートFes”へ行く前に政和地区にある政和三頭山で昼飯に。


政和三頭山
もちろん注文したのは”もり蕎麦”。幌加内で食べる蕎麦が毎年夏の楽しみ。


政和三頭山
9月1日、2日は新そば祭り。


旧政和小学校
そして”政和アートFes”の会場である旧政和小学校へ。


旧政和小学校
玄関前でモリノヌッシーに出迎えを受け旧校舎内に。


政和アートFes
体育館には鉄を素材に使ったアート展示。普段は冷徹を感じる鉄だが、命を吹き込まれたような温かさを感じる素敵な作品。


政和アートFes
現役当時のままの体育館に素朴ながらも遊び心がある作品展示。これがいい。


政和アートFes
2階の図書室に。去年訪れた時には未完成だった黒板アートが残っていた!完成を見ることができず残念に思っていただけに、しばし鑑賞。1年でチョークの色が褪せてしまうらしく、リニューアル中だとか。


政和アートFes04
やはり陸と水中を分ける水面の表現がいい。消されてしまうという儚さが黒板アートの魅力なのかもしれないが、来年も見れるのだろうかと思ってしまう。


政和アートFes
図書室の様子。


政和アートFes
理科室はちょっと不思議な空間。


政和アートFes
書庫に行ってみよう。


政和アートFes
書庫は”jobinさんのお部屋”。


政和アートFes
1・2年教室。


政和アートFes
1・2年教室では小池暢子さんの銅版画を展示。


政和アートFes11
モリノヌッシーのお部屋。昨年の記事を見返したら”ワルジカ”と書いていたが、これはモリノヌッシーだった。間違えてスミマセン。


政和アートFes
2階廊下。


政和アートFes
2階廊下にある手洗い場。窓越しにワルジカ!そこかしこに”隠れミッキー”のような仕掛けがあって、来訪者を楽しませてくれる。


政和アートFes
作者が持つ独特のセンスを感じさせる物品庫。


政和アートFes
2階の図工室へ。


政和アートFes
図工室は”アトリエ千の花”。ステンドグラスの暖かい光に包まれた空間。


政和アートFes
1階に降りて最後に保健・放送室へ。壁一面にはレコードのジャケットが飾られ、好きなレコードがあれば聴けるとのこと。元は放送室だけに校内放送で流れるのかは未確認。

また来年に!


旧政和駅
政和小学校の最寄り駅だった旧政和駅。今夏も旧駅舎は健在だったが、工事現場になっている模様。


旧政和駅前
旧政和駅前。幌加内町の記念塔は無くなったが、旧農協支所や農業倉庫の建物は今も残って往時を偲ぶ。


旧添牛内駅
政和から旧添牛内駅へ。


旧添牛内駅
昨年末には大雪に耐えていた駅前の旧山前家。残念ながら倒壊してしまった。


旧添牛内駅
旧添牛内駅は厳しい環境の中、いつまで耐えてくれるのだろうか。


撮影日:2018年8月11日(土)
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政和アートFes 2019

今年(2019年)も”政和アートFes”に行ってきた。幌加内町政和地区の旧政和小学校で毎夏に開催される”政和アートFes”は、3年前に初めて訪れて、今では楽しみの一つになっている。ここを訪れると旧小学校校舎に踏み入ってノスタルジーに浸れるだけでなく、独創的な美術作品が遊び心満載に校舎内で展示され、何だか童心に帰って楽しめてしまう。私にとって幌加内町の風景、かつてそこを走り抜けた深名線は少年時代を思い出させてくれる特別な存在、そんな場所で開催される”政和アートFes”がいつまでも続いてほしいと本心から願う。ソバに次ぐ幌加内町の名物として。

政和アートFes
http://seiwa-artfes.moo.jp/



政和アートフェス
今年もやってきました、”政和アートFes”に!


旧政和小学校
会場はもちろん旧政和小学校。


体育館
まずは体育館に。今年は段ボール箱が天井まで積み上げられていた。遊び心が満載で楽しい。


政和アートフェス
球をコロコロ転がしてさせて遊ぶやつ。球以外は全て鉄で作られた今年の新作だ。どんどんコロコロ、そして最後にチーン。楽しい。


理科室
2階の理科室へ。


理科室
錆びた鉄で作られた作品を展示。


理科室
独創的な作風と展示は写真からも伝わってこよう。


書庫
書庫へ入るべし。


書庫
ここにも積み上げられた段ボール箱。そしてその中央にはモリノヌッシー、書庫に移設されてしまったんだね。


廊下と教室
2階の教室と廊下。


教室
静寂の教室内、無機質な鉄製の作品が所々に置かれ、ここは他と違ってちょっと暗い雰囲気。


廊下のガラスアート
廊下にあったガラスアート。意味がちょっとわからないが、なんか面白い。


図書室
廊下を歩いて図書室へ。


図書室
今年も図書室にありました、お気に入りの黒板アート。


図書室
以前に比べて退色してしまっているが、まだまだ健在。幌加内の自然を感じる素敵な作品だ。


図書室
図書室にはもちろん本棚があります。


教材室
扉が閉じられる教材室。


1・2年教室
1・2年教室へ入ろう。


1・2年教室
1・2年教室では去年と同じく銅版画を展示。


1・2年教室
壁に銅版画、教室の窓を借景にして、その真ん中には大きな自然石?と思ったが、これも作品。面白いでしょ、この感じ。


手洗い場
1・2年教室出入口前、手洗い場にはソーバーマンとワルジカが来訪者を迎える。


ONE DAY(ある日)
”ONE DAY(ある日)”というタイトルが付けられた作品。なんか、ぼーっとくつろぐクマなんだけど、ヒグマではなくツキノワグマのようだ。


教室
この色のコントラスト。


教室03
図工室に隣接する教室。ここには去年までモリノヌッシーが住んでいたのだが…。


バム
モリノヌッシーに代わって鎮座するのが、バムという謎すぎる生物の作品。我慢を溜め込んで破裂寸前の生物らしい。ちょっと、いや、だいぶ怖い。


物品庫
物品庫。


物品庫
どうですか、この物品庫の雰囲気。


物品庫
物品庫という日の目を見ない場所だけに、このコントラストが異様に感じてしまう。


図工室
物品庫から明るい雰囲気の図工室、アトリエ千の花に。


図工室
図工室の展示。


図工室
ステンドクラスの灯りが図工室の一角を照らす。


保健・放送室
2階から1階に降りて保健・放送室。レコードジャケットが壁一面に飾られる。


THE HIGH SENS
最後に、政和アートフェスを主宰する吉成さんにコーヒーをご馳走になりつつ、こんな冊子を紹介されて読み込んでしまった。”THE HIGH SENS”というタイトルで、旧深名線の駅跡を紹介していた。深名線を偲び愛してくれる人が、今もいてくれたことが嬉しい。


撮影日:2019年8月10日(土)
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プロフィール

しまむー

Author:しまむー
自称りーまんな旅人。
千葉県在住。

Flashカレンダー
現在の行程

東海道 東海道を歩いてます。


1日目(2013/5/19)三条大橋→大津宿 MAP
2日目(2013/7/13)大津宿→草津宿 MAP
3日目(2013/7/14)草津宿→石部宿 MAP
4日目(2013/8/3)石部宿→水口宿 MAP
5日目(2013/8/4)水口宿→土山宿 MAP
6日目(2013/10/13)土山宿→坂下宿→関宿 MAP
7日目(2014/3/9)関宿→亀山宿→庄野宿 MAP
8日目(2014/5/3)庄野宿→石薬師宿→四日市宿 MAP
9日目(2014/5/4)四日市宿→桑名宿→七里の渡し跡 MAP
10日目(2014/6/8)七里の渡し跡→宮宿→鳴海宿 MAP
11日目(2014/11/2)鳴海宿→池鯉鮒宿 MAP
12日目(2015/4/4)池鯉鮒宿→岡崎宿 MAP
13日目(2015/5/23)岡崎宿→藤川宿 MAP
14日目(2015/7/19)藤川宿→赤坂宿→御油宿 MAP
15日目(2015/9/22)御油宿→吉田宿 MAP
16日目(2015/11/29)吉田宿→二川宿 MAP
17日目(2016/2/20)二川宿→白須賀宿→新居宿 MAP
18日目(2016/4/3)新居宿→舞坂宿→浜松宿 MAP
19日目(2016/5/6)浜松宿→見付宿 MAP
20日目(2016/5/7)見付宿→袋井宿 MAP
21日目(2016/6/25)袋井宿→掛川宿 MAP
22日目(2016/7/17)掛川宿→日坂宿→金谷宿 MAP
23日目(2016/10/8)金谷宿→島田宿 MAP
24日目(2016/10/9)島田宿→藤枝宿 MAP
25日目(2016/12/24)藤枝宿→岡部宿 MAP
26日目(2017/3/19)岡部宿→丸子宿→府中宿 MAP
27日目(2017/5/6)府中宿→江尻宿 MAP
29日目(2017/11/4)由比宿→蒲原宿 MAP
30日目(2018/2/11)蒲原宿→吉原宿 MAP

高札場
【川越街道 旅の報告】
2013年1月13日(日)
武蔵国板橋宿を発ってから…
約5ヶ月の月日をかけて、川越城本丸御殿に到着しました!
川越時の鐘
【成田街道 旅の報告】
2012年7月8日(日)
下総国新宿を発ってから…
約5ヶ月の月日をかけて、成田山新勝寺・寺台宿に到着しました!
新勝寺大本堂と三重塔
【会津西街道街道 旅の報告】 2012年1月22日(水)
下野国今市宿を発ってから…
約1年6ヶ月の月日をかけて、
会津鶴ヶ城に到着しました!
鶴ヶ城
【 水戸街道 旅の報告 】 2010年5月5日(水)
武蔵国千住宿を発ってから…
約3ヶ月の月日をかけて、
水戸の銷魂橋に到着しました!
水戸弘道館
【 日光街道 旅の報告 】 2010年1月10日(日)
江戸日本橋を発ってから…
8ヶ月の月日をかけて、
東照大権現が鎮座される
日光東照宮に到着しました!
日光東照宮陽明門
【 中山道 旅の報告 】
2008年10月13日(月)
江戸日本橋を発ってから…
1年10ヶ月もの月日をかけて、 ついに京都三条大橋に到着しました!
京都三条大橋

応援のコメントありがとうございました。(^人^)感謝♪
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