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宗谷本線 旭川駅・旭川四条駅

旭川から北の果て稚内へ通じる宗谷本線。延べ距離259.4kmの長大路線ながら、ここも名寄以北が「自社単独では維持困難な区間」としてJR北海道が公表した。つまりこのままでは近い将来に廃止となる可能性が非常に高くなっている。令和2年となったことを機に、旭川から稚内までの各駅を訪ね見ておこうと思い立った。まずは宗谷本線の起点旭川駅と次の旭川四条駅から。




旭川駅
宗谷本線の起点、旭川駅。


旭川駅
平成23年(2011)に新駅舎が全面開業。駅と駅周辺は近年に一変した。


旭川駅前
駅前のワイズホテル旭川駅前と北彩都病院。


旭川駅
旭川駅東改札口。


旭川駅
東改札口のきっぷ運賃表。隣の旭川四条まで200円、稚内までの運賃は8360円。


旭川駅
西改札口。近代的な駅舎に変貌したなと、つくづく実感する。


旭川駅_1982年
昭和57年(1982)当時の旭川駅。この駅舎が私にはしっくりくる。


旭川駅_1982年
旭川駅に停車するキハ40 114。国鉄色が懐かしい。

旭川駅については以前の記事にも書いてたのでご参照を。
【関連記事】
旭川駅


旭川四条駅
旭川駅からひと駅目、旭川四条駅に。


旭川四条駅
駅前には鉄道雑貨の店”ぽっぽや。

ぽっぽや
http://www.tetsudouya.jp/home


旭川四条駅
旭川四条駅前、ガード下の商店街。


旭川四条駅
旭川四条駅は昭和32年(1957)仮乗降所として開業、同48年(1973)高架化に伴い旅客駅に昇格し、平成11年頃まで簡易委託で切符販売を行っていた。現在は無人駅となっている。


旭川四条駅
広々とした待合所内。


旭川四条駅
ちゃんと駅ノートもあります。


旭川四条駅
窓越しに四條食堂。昨年末に放映されたテレ東のドラマ”サ道”のロケ地になってました。


旭川四条駅
簡易委託時代の切符販売窓口だろうか。発車時刻表ときっぷ運賃表が掲示されている。


旭川四条駅
高架上のホームに接続する階段半ばから。


旭川四条駅
ちょうど旭川行の普通列車が到着。


旭川四条駅
旭川駅に向けて発車するキハ40形気動車。


旭川四条駅
旭川四条の駅名標。


旭川四条駅
旭川四条駅を後に。次の新旭川駅へ向かおう。


旭川四条駅_1977_CHO7719-C14-9_02
空中写真データ:国土地理院 整理番号CHO7719-C14-9を基に作成

昭和52年(1977年)撮影、旭川四条駅周辺の空中写真。既に高架化されており駅の構造は現在とさほど変わりが無いように見える。


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宗谷本線 新旭川駅

旭川四条駅の次は新旭川駅。私が幼少時代に通っていた東六条保育園と東五条小学校の最寄り駅である。小中学生時代にスキー板を担ぎ、何度かここから汽車に乗って比布まで行った記憶がある。有難いことに当時の駅舎と今の駅舎にさほどの変化は無く、私にとってはタイムスリップした感覚に陥る場所。当時風向きによって漂っていた独特なパルプの臭いを思い出す。

新旭川駅は大正11年(1922)一般駅として開業。石北本線の起点駅で、かつてはタンニン工場専用線や国策パルプ工業(現 日本製紙旭川工場)の専用線が分岐していた。昭和59年(1984)に荷物取扱いを廃止、旅客取扱いが簡易委託化された。平成4年(1992)簡易委託が廃止されて無人駅となり、同9年(1997)日本製紙旭川工場の専用線も廃止された。




新旭川駅_1977
空中写真データ:国土地理院 地理院地図(電子国土Web)にて作成
昭和52年(1977年)撮影、新旭川駅周辺の空中写真。タンニン工場専用線と国策パルプ工業(現 日本製紙旭川工場)専用線が確認できる。新旭川駅の構造は大きく変わっていない。駅近郊の東五条小学校は旧校舎に中庭・前庭とグランド、道路を挟んで西側に学校プールが見え、私にとっては小学生時代を思い出し懐かしい。


新旭川駅_1982年頃
昭和57年(1982)頃の新旭川駅。


新旭川駅
現在の新旭川駅。


新旭川駅
約40年前から駅舎が大きく改変されていない。


新旭川駅
待合室内出入口方向。


新旭川駅
待合室内改札口方向。右手に男女別のトイレを設けている。


新旭川駅
新旭川駅構内。


新旭川駅04
駅名標。ここから石北本線が分岐するので、下り方面は”ながやま”と”みなみながやま”が併記されている。


新旭川駅
12:07発旭川駅行が停車。


新旭川駅
旭川行が次の旭川四条へ向けて発車。


新旭川駅
雪煙を巻き上げながら。


新旭川駅
続いて12:11発上川行が到着。


新旭川駅
次の南永山へ向けて。


新旭川駅前
新旭川駅前。


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宗谷本線 北旭川駅(南永山駅跡)・永山駅

新旭川駅と永山駅の中間地点に位置する北旭川駅。昭和43年(1968)に開業した貨物専用の駅である。それ以前は現在の駅構内永山側辺りに西永山駅があり、周辺には田園地帯が広がっていた。西永山駅は昭和42年(1967)に廃止、翌年に開業した北旭川駅の構内に取り込まれる格好で消滅した。北旭川駅ができたことで北東側一帯に卸売市場や企業が集まり流通団地を形成、今日に至っている。

永山駅は明治31年(1898)北海道官設鉄道天塩線の一般駅として開業、昭和59年(1984)に貨物と荷物取扱いが廃止されたが、今もって”みどりの窓口”を設ける有人駅である。駅名は所在地の地名だった永山村(現 旭川市永山・永山町・秋月・流通団地)に由来。永山という地名は明治時代に屯田兵による上川原野の開拓で総指揮を執った永山武四郎から取られたもの。当地は上川原野における最初の開拓地で、明治24年(1891)に屯田兵400戸が入植、ここを中心地として旭川・当麻方面へと開拓が進められた。



北旭川駅_1977
空中写真データ:国土地理院 地理院地図(電子国土Web)にて作成
昭和52年(1977年)撮影、北旭川駅周辺の空中写真。北旭川駅が開業してから9年後、西永山駅が廃止されて10年後。空中写真に示す矢印あたりが西永山駅跡。

永山駅_1977
空中写真データ:国土地理院 地理院地図(電子国土Web)にて作成
昭和52年(1977年)撮影、永山駅周辺の空中写真。駅構内北西側に側線(現在は消滅)が見え、その外側に沿って見える黒っぽい部分は石炭のストックヤードらしい。


北旭川駅
旭川における流通の拠点、流通団地にある北旭川駅。JR貨物に所属する貨物専用の駅で旅客扱いはない。


西永山駅跡付近
北旭川駅構内、西永山駅跡辺り。北旭川駅の開業以前、西永山駅がこの辺りにあったはず。西永山駅は昭和30年(1955)仮乗降所として開業、同34年(1959)駅に昇格したが、同42年(1967)廃止された。


永山駅
次の永山駅に。駅前には近代的なモニュメントを設置するが、何をモチーフとしているのか私は理解できていない。


永山駅
駅舎右隣の白っぽい建物はそば屋だったらしい。


永山駅
駅舎出入口両横に自販機を設置している。


永山駅
改札口とみどりの窓口。永山駅は特急(宗谷・サロベツ)の通過駅だが、”快速なよろ”の停車駅。次の快速は14:35発旭川行。


永山駅
みどりの窓口ときっぷ運賃表。令和2年(2020)現在、宗谷本線でみどりの窓口を設けている駅は、ここと起点の旭川駅、士別駅、名寄駅、音威子府駅、幌延駅、南稚内駅、稚内駅の7駅。


北旭川駅付近
北旭川~永山間、北旭川駅付近を北へ向かって走る特急サロベツ1号。


北旭川駅付近
今夏はこれに乗って稚内から旭川に行きたい。


永山駅
特急サロベツが過ぎ去り除雪作業が進めららる永山駅。


永山駅
これにて永山駅を後に。


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宗谷本線 北永山駅

永山駅から名寄・稚内方面へ向かって次が北永山駅。宗谷本線は永山新川を渡って住宅街から田畑へと景観を一変、そんな農村地帯にひっそりと単式ホームに待合所を設けているのが北永山駅であうる。昭和22年(1949)仮乗降所として開業、同34年(1959)駅に昇格した。平成2年(1990)北海道旭川農業高等学校の移転に伴い永山方面に600m移動している。



北永山駅_1977_02
空中写真データ:国土地理院 地理院地図(電子国土Web)にて作成
昭和52年(1977年)撮影、北永山駅周辺の空中写真。矢印に示す①が現在の駅所在地、②は平成2年(1990)以前の北永山駅で、白っぽい建物が待合所。


宗谷本線(永山~北永山)
農村地帯と住宅街の狭間を北へ向けて走るキハ54(永山~北永山)。


新牛朱別川橋梁
先に見える新牛朱別川橋梁を渡れば北永山駅。


北永山駅
単式ホーム上に待合所を設ける北永山駅。ここから南東約1kmに旭川農業高校があり、通学客もそれなりにいるのだろう。


北永山駅
待合所は北海道仕様のプレハブ。


北永山駅
真新しい駅名標。


北永山駅
待合所に掲げる発車時刻表。上り旭川方面が9本、下り名寄方面が8本、1日15本もの列車がここに停車する。最終は22:50発の名寄行、それなりに乗降客がいるのだろう。


北永山駅
待合所に掲げるきっぷ運賃表と”がんばれ宗谷本線”のポスター。


北永山駅
待合所内から永山町14丁目踏切を望んで。


北永山駅
ホーム上より名寄方面。


北永山駅前
駅前に広がる農村風景。


北永山駅
旭川・永山側のホーム端に設置される駅名標。単式ホームの無人駅ながら2つの駅名標があるのは珍しい。


新牛朱別川橋梁
北永山駅より新牛朱別川橋梁。


北永山駅
北永山駅全景。


北永山駅
北永山駅と右奥に新牛朱別川橋梁。


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宗谷本線 南比布駅

北永山駅より北へ向かって石狩川を越えれば比布町、その比布町南端、比布町南1線5号に南比布駅が所在する。駅のすぐ北側で国道40号が交差、その交差点に国道を通す比布跨線橋が架けられており、車で走っていると駅の存在に気付かない。南比布駅は昭和30年(1955)仮乗降所として開業、同34年(1959)駅に昇格し時期不詳ながら簡易委託で切符販売を行っていたが、同62年(1987)国鉄からJR北海道へ事業が継承された頃には完全に無人化されていたようだ。JR北海道が実施した乗降人員調査(H26~H30)によれば、乗車人員1日平均3名以下、いわゆる「極端にご利用の少ない駅」である。



南比布駅_1977
空中写真データ:国土地理院 地理院地図(電子国土Web)にて作成
昭和52年(1977年)撮影、南比布駅周辺の空中写真。現在と比べて駅周辺や駅構造に大きな変化がないように見える。この当時に簡易委託の切符販売が行われていたかどうか定かではないが、もし行われていたとしたらどこで委託販売していたのだろうか。


南比布駅
比布跨線橋とその下を潜り抜けた先に南比布駅。


南比布駅
南比布駅を通過するラッセル車。


南比布駅
南比布駅待合所。平成26年(2014)旧待合所が解体され新設したものなので築年数は5、6年程度で新しい。旧待合所は板張り壁にトタン屋根の現在と変わらない規模だった。


南比布駅
単式ホームに設置される駅名標。上り方面は北永山、下りが比布。


南比布駅
駅名標は新しい感じ。


南比布駅
ホーム上より上りの旭川方面。


南比布駅
待合所内、ここにも”頑張れ宗谷本線”のポスター。


南比布駅
発車時刻表ときっぷ運賃表。停車する列車は上り下りとも6本。


南比布駅
ベンチ上には駅ノート。秘境駅同好会の会員募集案内が。ここは秘境駅の類らしい。


南比布駅
比布跨線橋上より南比布駅を望み。


南比布駅10
実に味があっていい。


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プロフィール

しまむー

Author:しまむー
自称りーまんな旅人。
北海道旭川市出身。18歳で実家を出て千葉県に移り住んで約30年、2022年11月転勤をきっかけに千葉県柏市から茨城県土浦市へ引っ越し。今は茨城県民として筑波山を仰ぎ見ながら日々を過ごす。

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高札場
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2013年1月13日(日)
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