釧網本線 ~網走6:41発普通列車(釧路行)~
網走で迎えた早朝、宿泊したドーミーイン網走からとぼとぼ歩いて網走駅に向かう。空一面を覆う薄灰色の雲から小雨が降りしきるが、北国とはいえ夏真っ盛りだけに肌寒さは感じない。網走駅に着いて先ず、駅前のモヨロ人に”おはようございます”と挨拶。そんなことはどこ吹く風と、悪天候の中でもモヨロ人は狩猟に励んでいる様子だ。駅舎内に人影は少なく駅弁屋は開店前、静寂の中にツンとした空気が漂う感じはいかにも早朝の駅らしい。改札口で”稚内→根室”の乗車券を差し出し、構内跨線橋を渡って6:41発の釧路行普通列車が待つ2番線ホームへ。これに乗車して釧路を目指す。
網走と釧路を繋ぐ釧網本線は網走からオホーツク海沿岸を進み、小清水原生花園や知床半島の玄関口”斜里”、阿寒湖や屈斜路湖がある弟子屈、そして釧路湿原と、道東有数の観光地を通る鉄道路線。しかしながら年間約14億円もの赤字が計上される路線で、老朽化した橋梁などの構造物が多数あるうえに、冬期の積雪や湿原地帯といった難所を通す線路は、今後も維持管理に莫大な費用が掛かることが予想され、平成28年(2016)JR北海道は「自社単独で維持することが困難な路線」の一つとして発表した。このままだと多くの前例が示す通り、いずれ廃止という運命を辿ることになるのだろう。

小雨が降る早朝の網走駅。

発車時刻案内の一番上にある普通6:41発釧路行に乗車しよう。

2番線で発車を待つ釧路行。

構内跨線橋から。

網走駅の2・3番線ホームへ。

網走駅2・3番線ホームの駅名標。

列車は一両編成でキハ54形。塗装色はオホーツク海の流氷をイメージしているのだろう。

列車に乗り込み車窓から。間もなく釧路へ向けて発車。

6:52藻琴駅着。趣のある素敵な駅舎。

6:55北浜駅着。隣の藻琴駅と同タイプの駅舎。

北浜駅の駅舎横に設置されている展望台。オホーツク海を一望できるのだろう。

7:05浜小清水駅着。

浜小清水で知床斜里発北見行普通と列車交換。キハ54形は馴染みの塗装色。

7:06浜小清水駅発車。

車内でぐるぐる回る扇風機。よく見ると中心に”JNR”、国鉄時代から使われている骨董品クラスの代物。

7:11止別駅着。駅舎は藻琴駅や北浜駅と同タイプ、駅舎内に”えきばしゃ”というラーメン屋があるらしい。

7:21知床斜里駅着。

発車まで5分程の停車時間。

斜里駅は世界遺産登録地、知床半島への玄関口。

発車を待つ釧路行普通。

7:26知床斜里駅発車。

7:33南斜里駅着。駅周辺には牧草ロールが点在していた。この駅は来年(2021)3月に廃止される予定。

7:34南斜里駅発。

7:39清里町駅着。

7:40清里町駅発車。

左の車窓に斜里岳を望みながら。

7:47札弦駅着。

7:48札弦駅発車。

7:56緑駅着。

緑駅では約5分の停車時間。

車内は空席が目立つ。

緑駅8:01発の知床斜里行と列車交換し、同時刻にこちらも発車。

8:15川湯温泉駅着、8:16発車。

8:23美留和駅着、8:24発車。駅舎は貨車駅舎で、外装に釧路湿原をイメージした塗装が施されている。

8:31摩周駅着。

摩周駅は透明度日本一の湖として有名な摩周湖への最寄り駅。

顔ハメ看板が少々地味…。8:34摩周駅発車。

8:46磯分内駅着、8:49発車。

8:57標茶駅着。

8:59標茶駅発車。

9:11茅沼駅着。駅舎とは逆側の車窓から。

茅沼駅は「タンチョウの来る駅」として知られる。9:12発車。

列車は釧路湿原の中を行く。

9:19塘路駅着。

塘路駅で網走行の「しれとこ摩周号」と列車交換。9:29発車。

9:36細岡駅着、9:38発車。

9:55東釧路駅着。ここが釧網本線の終点で、根室本線との接続駅。9:56発車。

9:59釧路駅着。

乗ってきた列車は大楽毛行に。
次は釧路から根室を目指そう。
乗車日:2020年8月5日(水)
網走と釧路を繋ぐ釧網本線は網走からオホーツク海沿岸を進み、小清水原生花園や知床半島の玄関口”斜里”、阿寒湖や屈斜路湖がある弟子屈、そして釧路湿原と、道東有数の観光地を通る鉄道路線。しかしながら年間約14億円もの赤字が計上される路線で、老朽化した橋梁などの構造物が多数あるうえに、冬期の積雪や湿原地帯といった難所を通す線路は、今後も維持管理に莫大な費用が掛かることが予想され、平成28年(2016)JR北海道は「自社単独で維持することが困難な路線」の一つとして発表した。このままだと多くの前例が示す通り、いずれ廃止という運命を辿ることになるのだろう。

小雨が降る早朝の網走駅。

発車時刻案内の一番上にある普通6:41発釧路行に乗車しよう。

2番線で発車を待つ釧路行。

構内跨線橋から。

網走駅の2・3番線ホームへ。

網走駅2・3番線ホームの駅名標。

列車は一両編成でキハ54形。塗装色はオホーツク海の流氷をイメージしているのだろう。

列車に乗り込み車窓から。間もなく釧路へ向けて発車。

6:52藻琴駅着。趣のある素敵な駅舎。

6:55北浜駅着。隣の藻琴駅と同タイプの駅舎。

北浜駅の駅舎横に設置されている展望台。オホーツク海を一望できるのだろう。

7:05浜小清水駅着。

浜小清水で知床斜里発北見行普通と列車交換。キハ54形は馴染みの塗装色。

7:06浜小清水駅発車。

車内でぐるぐる回る扇風機。よく見ると中心に”JNR”、国鉄時代から使われている骨董品クラスの代物。

7:11止別駅着。駅舎は藻琴駅や北浜駅と同タイプ、駅舎内に”えきばしゃ”というラーメン屋があるらしい。

7:21知床斜里駅着。

発車まで5分程の停車時間。

斜里駅は世界遺産登録地、知床半島への玄関口。

発車を待つ釧路行普通。

7:26知床斜里駅発車。

7:33南斜里駅着。駅周辺には牧草ロールが点在していた。この駅は来年(2021)3月に廃止される予定。

7:34南斜里駅発。

7:39清里町駅着。

7:40清里町駅発車。

左の車窓に斜里岳を望みながら。

7:47札弦駅着。

7:48札弦駅発車。

7:56緑駅着。

緑駅では約5分の停車時間。

車内は空席が目立つ。

緑駅8:01発の知床斜里行と列車交換し、同時刻にこちらも発車。

8:15川湯温泉駅着、8:16発車。

8:23美留和駅着、8:24発車。駅舎は貨車駅舎で、外装に釧路湿原をイメージした塗装が施されている。

8:31摩周駅着。

摩周駅は透明度日本一の湖として有名な摩周湖への最寄り駅。

顔ハメ看板が少々地味…。8:34摩周駅発車。

8:46磯分内駅着、8:49発車。

8:57標茶駅着。

8:59標茶駅発車。

9:11茅沼駅着。駅舎とは逆側の車窓から。

茅沼駅は「タンチョウの来る駅」として知られる。9:12発車。

列車は釧路湿原の中を行く。

9:19塘路駅着。

塘路駅で網走行の「しれとこ摩周号」と列車交換。9:29発車。

9:36細岡駅着、9:38発車。

9:55東釧路駅着。ここが釧網本線の終点で、根室本線との接続駅。9:56発車。

9:59釧路駅着。

乗ってきた列車は大楽毛行に。
次は釧路から根室を目指そう。
乗車日:2020年8月5日(水)

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