七重浜駅(道南いさりび鉄道) ~津軽海峡フェリーへの最寄り駅~
五稜郭駅から道南いさりび鉄道に乗車して木古内方面へ一駅目の七重浜駅。函館市に接する北斗市(旧上磯町)南東端に位置する七重浜地区に所在。函館湾に面する七重浜には七重浜海浜公園が整備され、夏には大勢の海水浴客が訪れ賑わう。沖合で獲れるホッキ貝が特産品なことから、地元ブランド米「ふっくりんこ」を使ってホッキの握り寿司をイメージし、”ずーしーほっきー”という奇妙なご当地キャラが誕生、北斗市公式キャラクターに採用された。また、海浜公園から函館方面へ歩いて約15分(約1.2km)の所に津軽海峡フェリーの函館ターミナルがあり、その最寄り駅でもあるが、駅から歩いて約20分かかるうえに直通するバスが無いことからアクセスはよくなく、フェリー目的に駅を利用する人はほぼいないのだろう。
七重浜駅は大正15年(1926)上磯線(後の江差線)の旅客駅として開業したのが始まりで、昭和8年(1933)貨物荷物の取扱いが開始され一般駅に。昭和54年(1979)木造駅舎から鉄筋平屋建ての駅舎に改築、同61年(1986)今に見る橋上駅舎を新設する。平成28年(2016)北海道新幹線の開業に伴い木古内駅~五稜郭駅間の海峡線が第三セクター鉄道(道南いさりび鉄道)運行への移行に伴い無人化、その翌年(平成29年)12月に駅長事務室に転用していた旧駅舎が解体された。駅名の由来は所在する地名から。”ななえ”という地名はアイヌ語の「ナア・ナイ」(渓差沢の多い地)や「ヌアン・ナイ」(豊かな沢)に由来するなど諸説ある。

空中写真データ:国土地理院 地理院地図(電子国土Web)にて作成
昭和51年(1976)撮影、七重浜駅周辺の空中写真。七重浜駅は国鉄時代の赤屋根木造駅舎、その横から駅前と駅裏手を繋ぐ跨線歩道橋が確認できる。木古内側の七重浜こ線橋辺りから北に分岐する線路は、北日本石油函館製油所(現 コスモ石油函館物流基地)の専用線。

七重浜駅最寄り、徒歩約20分の所にある津軽海峡フェリーの函館ターミナル。

青森・大間と函館を繋ぐ北海道の海の玄関口である。

ウッドデッキにあるハートのモニュメント。

ハートのモニュメントと函館山。

青森から来た函館9:00着のブルーハピネスが入港するところ。

函館山と下北半島をバックにブルーハピネス。

ブルーハピネスは間もなく函館ターミナルに入港。作業員が到着を待つ。

約3時間半の船旅、お疲れさまでした。

函館ターミナルに入港するブルーハピネス。

船旅でまた津軽海峡を渡りたいなあ…。旅情を誘う光景です。

函館ターミナルに到着したブルーハピネスは船の先端が開かれて。

海と陸地が繋がれる。

そして次々と大型トラックが北海道へ上陸。
そんな光景を見届けてから所用があっていったん函館駅に戻り。

所用を済ませて函館駅から道南いさりび鉄道11:55発上磯行の”ながまれ号”に乗車。

北海道では馴染みのキハ40形気動車を改装して運行される”ながまれ号”。漁火輝く津軽海峡沿岸を走るに相応しい塗装色だ。
地域情報発信列車-ながまれ号 - 道南いさりび鉄道株式会社
https://www.shr-isaribi.jp/nagamare/

ながまれ号の車窓から五稜郭駅。

函館駅を出発してから12分後の12:07に七重浜駅着。

ながまれ号は12:07七重浜駅発の函館行列車とここで列車交換。

国鉄急行形の旧塗装色が施された函館行列車は次の五稜郭駅へ向けて。

駅名標。

島式ホーム1面2線の1・2番のりば。

跨線橋上に設けられる駅舎内。

無人駅ながら素敵な木製ベンチやテーブルを置く。

テーブル上にアルコール消毒液、ベンチには間隔をあけて座るよう配慮があり、コロナ禍の今らしい光景。

駅入口。

駅から七重浜へ向かって延びる七重浜駅前通。

七重浜駅南口。

駅の目の前には七重浜郵便局と七重浜住民センター”れいんぼー”がある。ちなみに七重浜郵便局の場所にJR時代の駅舎が建てられていた。

七重浜駅前通より七重浜駅。

駅前通が突き当たる終点より駅方面。

七重浜海浜公園。短い夏の北海道、8月下旬の平日だけに静かだ。

今夏の営業を終えていた七重浜のビーチハウス。もしかしたらコロナ禍でしばらく営業していないのかも。

七重浜より函館山。

浜辺では多くのカモメが羽を休めて。

七重浜にて。

浜辺を歩いて次の東久根別駅へ向かう。

昭和29年(1954)北海道に大きな被害をもたらした台風15号、函館湾で洞爺丸をはじめ青函連絡船5隻が沈没し、乗客乗員計1430人が亡くなる海難事故が発生したことから洞爺丸台風とも呼ぶ。この慰霊碑はその犠牲者を弔うため事故の翌年に建立された。

慰霊碑には「現し世の試練 超えらし み魂よ ねむりませ かぎりなき 浄福の空 あゝ玫瑰やよる波や つぎつげよ われらが祈り とこしへに」と刻む。碑文にある玫瑰(まいかい)とは浜辺に咲くハマナスのことを指している。

洞爺丸台風による海難事故があった方向を示す解説板。

台風海難者慰霊碑から国道228号の七重浜橋を渡ってを木古内方面へ。

七重浜橋西詰、国道沿いにある七重浜の湯。ひとっ風呂浴びて次の東久根別駅へ向かいたいところだが、そんな時間もないので先へ進むべし。
訪問日:2021年8月26日(木)
七重浜駅は大正15年(1926)上磯線(後の江差線)の旅客駅として開業したのが始まりで、昭和8年(1933)貨物荷物の取扱いが開始され一般駅に。昭和54年(1979)木造駅舎から鉄筋平屋建ての駅舎に改築、同61年(1986)今に見る橋上駅舎を新設する。平成28年(2016)北海道新幹線の開業に伴い木古内駅~五稜郭駅間の海峡線が第三セクター鉄道(道南いさりび鉄道)運行への移行に伴い無人化、その翌年(平成29年)12月に駅長事務室に転用していた旧駅舎が解体された。駅名の由来は所在する地名から。”ななえ”という地名はアイヌ語の「ナア・ナイ」(渓差沢の多い地)や「ヌアン・ナイ」(豊かな沢)に由来するなど諸説ある。

空中写真データ:国土地理院 地理院地図(電子国土Web)にて作成
昭和51年(1976)撮影、七重浜駅周辺の空中写真。七重浜駅は国鉄時代の赤屋根木造駅舎、その横から駅前と駅裏手を繋ぐ跨線歩道橋が確認できる。木古内側の七重浜こ線橋辺りから北に分岐する線路は、北日本石油函館製油所(現 コスモ石油函館物流基地)の専用線。

七重浜駅最寄り、徒歩約20分の所にある津軽海峡フェリーの函館ターミナル。

青森・大間と函館を繋ぐ北海道の海の玄関口である。

ウッドデッキにあるハートのモニュメント。

ハートのモニュメントと函館山。

青森から来た函館9:00着のブルーハピネスが入港するところ。

函館山と下北半島をバックにブルーハピネス。

ブルーハピネスは間もなく函館ターミナルに入港。作業員が到着を待つ。

約3時間半の船旅、お疲れさまでした。

函館ターミナルに入港するブルーハピネス。

船旅でまた津軽海峡を渡りたいなあ…。旅情を誘う光景です。

函館ターミナルに到着したブルーハピネスは船の先端が開かれて。

海と陸地が繋がれる。

そして次々と大型トラックが北海道へ上陸。
そんな光景を見届けてから所用があっていったん函館駅に戻り。

所用を済ませて函館駅から道南いさりび鉄道11:55発上磯行の”ながまれ号”に乗車。

北海道では馴染みのキハ40形気動車を改装して運行される”ながまれ号”。漁火輝く津軽海峡沿岸を走るに相応しい塗装色だ。
地域情報発信列車-ながまれ号 - 道南いさりび鉄道株式会社
https://www.shr-isaribi.jp/nagamare/

ながまれ号の車窓から五稜郭駅。

函館駅を出発してから12分後の12:07に七重浜駅着。

ながまれ号は12:07七重浜駅発の函館行列車とここで列車交換。

国鉄急行形の旧塗装色が施された函館行列車は次の五稜郭駅へ向けて。

駅名標。

島式ホーム1面2線の1・2番のりば。

跨線橋上に設けられる駅舎内。

無人駅ながら素敵な木製ベンチやテーブルを置く。

テーブル上にアルコール消毒液、ベンチには間隔をあけて座るよう配慮があり、コロナ禍の今らしい光景。

駅入口。

駅から七重浜へ向かって延びる七重浜駅前通。

七重浜駅南口。

駅の目の前には七重浜郵便局と七重浜住民センター”れいんぼー”がある。ちなみに七重浜郵便局の場所にJR時代の駅舎が建てられていた。

七重浜駅前通より七重浜駅。

駅前通が突き当たる終点より駅方面。

七重浜海浜公園。短い夏の北海道、8月下旬の平日だけに静かだ。

今夏の営業を終えていた七重浜のビーチハウス。もしかしたらコロナ禍でしばらく営業していないのかも。

七重浜より函館山。

浜辺では多くのカモメが羽を休めて。

七重浜にて。

浜辺を歩いて次の東久根別駅へ向かう。

昭和29年(1954)北海道に大きな被害をもたらした台風15号、函館湾で洞爺丸をはじめ青函連絡船5隻が沈没し、乗客乗員計1430人が亡くなる海難事故が発生したことから洞爺丸台風とも呼ぶ。この慰霊碑はその犠牲者を弔うため事故の翌年に建立された。

慰霊碑には「現し世の試練 超えらし み魂よ ねむりませ かぎりなき 浄福の空 あゝ玫瑰やよる波や つぎつげよ われらが祈り とこしへに」と刻む。碑文にある玫瑰(まいかい)とは浜辺に咲くハマナスのことを指している。

洞爺丸台風による海難事故があった方向を示す解説板。

台風海難者慰霊碑から国道228号の七重浜橋を渡ってを木古内方面へ。

七重浜橋西詰、国道沿いにある七重浜の湯。ひとっ風呂浴びて次の東久根別駅へ向かいたいところだが、そんな時間もないので先へ進むべし。
訪問日:2021年8月26日(木)

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