札沼線(学園都市線) 北海道医療大学~新十津川間の廃止が決まる!
ついにこの日が来てしまった。10月12日のニュースで見た方も多いだろうが、札沼線(学園都市線)北海道医療大学~新十津川間の廃止に沿線4町が合意、来年中にも廃止しバス転換される見通しだという。今となっては浦臼駅~新十津川駅間が1日1往復という、日本で一番乗りにくい路線となっていただけに、こういう流れになることは予想に難くなかったが、いざ決まるとなると残念無念でならない。沿線4町が廃止容認の発表をした12日、偶然にも札沼線に乗るため札幌入りしていた私、何かの因果を感じつつ、札幌駅から新十津川駅まで乗車してきたので早速記事にしておこう。

朝6時過ぎ、人もまばらな札幌駅に。

10番線発車の6:39発石狩当別行に乗車しよう。

発車を待つ6:39発石狩当別行。

札幌駅~北海道医療大学間が電化されているため、石狩当別行は6両編成の721系電車。

札幌駅の隣駅、札沼線(学園都市線)の起点である桑園駅に着。

そして7:18石狩当別駅に到着し、3番線の新十津川行に乗り換える。

3番線で発車を待つ7:45発新十津川行。

新十津川行はキハ40形気動車の1両編成。

乗車しよう。

乗車した時にはご覧の通り空いていたが、6:58札幌発で7:38石狩当別着の列車が到着してからどっと乗客が増え、立ち客がでるほどの混雑ぶりに。6:39札幌発に乗って正解だった。

北海道医療大学駅に到着。ここまでの札沼線(学園都市線)は存続するわけで、来年中にもここが終着駅となるのだろう。

北海道医療大学駅の次が石狩金沢駅。2ヶ月前の8月に訪ねたとこ。ここから新十津川駅までが来年にも廃止される。

石狩金沢駅から5駅目、石狩月形駅に到着。停車時間が23分あり、乗客の多くが一時下車して写真撮影に。

私も一時下車して写真撮影。

北海道のローカル感漂う佇まいの石狩月形駅駅舎。廃止されたら撤去されてしまうのだろうか、実に惜しい。

石狩月形駅で発車を待つ新十津川行列車。

石狩月形駅の次駅、秘境駅として有名な豊ヶ岡駅に。

当然ながら乗降客は無く、安田大サーカスの団長もいません。

豊ヶ岡駅から札比内駅を経て晩生内駅に。駅前にはソーラーパネルしかなかったなあ…。

そして浦臼駅に到着。進行方向左手に座っていたため、駅裏手の車窓写真だけ。浦臼~石狩当別間は6往復の運行があるのだが、ここから先の新十津川までが1日1往復で、始発が最終列車という究極の運行形態。

浦臼駅を出て、そろそろ切符を確認。

鶴沼、於札内、南下徳富、下徳富駅を経て新十津川駅に到着。

ぞくぞくと乗客が下車。

新十津川駅は旅客で賑わうが、最終列車の出発は約30分後。

新十津川駅駅舎。

幾度となく訪れた新十津川駅、こんな光景は初めて見た。

地元の保育園児と保育士さんがポストカードを配布して旅客を歓迎。心温まる光景。

私も素敵なポストカードを頂きました。新十津川駅が無くなるのは惜しいと、つくづく思う。

折り返しの発車を待つ石狩当別行列車。

まだ発車時間までは時間があるが、折り返し列車の座席を確保するため乗客が並ぶ。

駅前にはこんな記念写真スポットが。いつの間に…。

最終列車の発車まで新十津川駅は賑わう。

折り返し石狩当別行き最終列車の扉が開き。

ぞくぞくと旅客が乗り込む。

発車時刻の10:00まで20分以上の時間があるので、座席を確保した乗客は再び降車し、写真を撮ったり何だかんだと忙しそう。

旅客で賑わう駅舎内。前に訪れた時には掲示板で覆われていた切符売場が復活しており、ご当地入場券の販売や到達証明書の発行業務を行っていた。

8月1日から10月12日までカレンダーに毎日の乗車人数が記入されていた。乗車人数が最も多かったのが8月13日(月)、92人もの人がここから乗車したらしい。これからもっと乗客が増えるだろうから、1日1往復の1両編成では乗車できない人も出てくるのではないかと、老婆心ながら少々心配。

10時の「00石狩当別」しか記載がない、ある意味で究極の発車時刻表。

駅長犬LALAは退職されたようで、普通のワンコに戻ったらしい。本日も見かけることはなく。

ご当地入場券を購入し、到達証明書をゲットしました。

改札口上には「歓迎 ようこそ新十津川へ」

終着駅の風景。今から46年前、昭和47年まではあの先に鉄路が延びていたわけで。

そろそろ発車の時間。

駅周辺は人もまばらに。

ディーゼル音をうならせて石狩当別行きが発車。

そして誰もいなくなった。

次の列車は明日まで来ない。

静けさを取り戻した新十津川駅前。

駅前にある”寺子屋”。軽食喫茶でありながら鉄道グッズを販売する。ストラップを2個ばかり購入。
新十津川駅で次の列車を待つわけにもいかないので、滝川駅へ徒歩で向かう↓

新十津川駅から滝川駅まで4.4km、まずは新十津川橋を渡る。

新十津川橋上より、徳富川に架かる旧札沼線徳富川橋梁。

今は水道管を通す旧徳富川橋梁。

旧徳富川橋梁の石狩沼田側、鉄道橋らしさを残している。

旧徳富川橋梁北詰から石狩沼田方面。往時には写真中央奥に向かって鉄路が延びていたはずだが、全く痕跡を残していない。

国道275号と国道451号の合流点にある橋本町バス停。公共交通機関を使って新十津川駅から石狩沼田方面に行くならば、ここから北海道中央バスの滝川北竜線に乗車するしかないが、旧札沼線の碧水駅があった碧水市街が終点。そこからは約8kmを歩いて石狩沼田駅まで行くしかない。

滝川北竜線の碧水市街方面へは1日4便。来年の雪解けを待って、札幌から札沼線を使って公共交通機関を乗り継ぎ、かつての終着駅だった石狩沼田へ行く旅を計画することにしよう。

滝川駅に着きました。終わり!
撮影日:2018年10月13日(土)

朝6時過ぎ、人もまばらな札幌駅に。

10番線発車の6:39発石狩当別行に乗車しよう。

発車を待つ6:39発石狩当別行。

札幌駅~北海道医療大学間が電化されているため、石狩当別行は6両編成の721系電車。

札幌駅の隣駅、札沼線(学園都市線)の起点である桑園駅に着。

そして7:18石狩当別駅に到着し、3番線の新十津川行に乗り換える。

3番線で発車を待つ7:45発新十津川行。

新十津川行はキハ40形気動車の1両編成。

乗車しよう。

乗車した時にはご覧の通り空いていたが、6:58札幌発で7:38石狩当別着の列車が到着してからどっと乗客が増え、立ち客がでるほどの混雑ぶりに。6:39札幌発に乗って正解だった。

北海道医療大学駅に到着。ここまでの札沼線(学園都市線)は存続するわけで、来年中にもここが終着駅となるのだろう。

北海道医療大学駅の次が石狩金沢駅。2ヶ月前の8月に訪ねたとこ。ここから新十津川駅までが来年にも廃止される。

石狩金沢駅から5駅目、石狩月形駅に到着。停車時間が23分あり、乗客の多くが一時下車して写真撮影に。

私も一時下車して写真撮影。

北海道のローカル感漂う佇まいの石狩月形駅駅舎。廃止されたら撤去されてしまうのだろうか、実に惜しい。

石狩月形駅で発車を待つ新十津川行列車。

石狩月形駅の次駅、秘境駅として有名な豊ヶ岡駅に。

当然ながら乗降客は無く、安田大サーカスの団長もいません。

豊ヶ岡駅から札比内駅を経て晩生内駅に。駅前にはソーラーパネルしかなかったなあ…。

そして浦臼駅に到着。進行方向左手に座っていたため、駅裏手の車窓写真だけ。浦臼~石狩当別間は6往復の運行があるのだが、ここから先の新十津川までが1日1往復で、始発が最終列車という究極の運行形態。

浦臼駅を出て、そろそろ切符を確認。

鶴沼、於札内、南下徳富、下徳富駅を経て新十津川駅に到着。

ぞくぞくと乗客が下車。

新十津川駅は旅客で賑わうが、最終列車の出発は約30分後。

新十津川駅駅舎。

幾度となく訪れた新十津川駅、こんな光景は初めて見た。

地元の保育園児と保育士さんがポストカードを配布して旅客を歓迎。心温まる光景。

私も素敵なポストカードを頂きました。新十津川駅が無くなるのは惜しいと、つくづく思う。

折り返しの発車を待つ石狩当別行列車。

まだ発車時間までは時間があるが、折り返し列車の座席を確保するため乗客が並ぶ。

駅前にはこんな記念写真スポットが。いつの間に…。

最終列車の発車まで新十津川駅は賑わう。

折り返し石狩当別行き最終列車の扉が開き。

ぞくぞくと旅客が乗り込む。

発車時刻の10:00まで20分以上の時間があるので、座席を確保した乗客は再び降車し、写真を撮ったり何だかんだと忙しそう。

旅客で賑わう駅舎内。前に訪れた時には掲示板で覆われていた切符売場が復活しており、ご当地入場券の販売や到達証明書の発行業務を行っていた。

8月1日から10月12日までカレンダーに毎日の乗車人数が記入されていた。乗車人数が最も多かったのが8月13日(月)、92人もの人がここから乗車したらしい。これからもっと乗客が増えるだろうから、1日1往復の1両編成では乗車できない人も出てくるのではないかと、老婆心ながら少々心配。

10時の「00石狩当別」しか記載がない、ある意味で究極の発車時刻表。

駅長犬LALAは退職されたようで、普通のワンコに戻ったらしい。本日も見かけることはなく。

ご当地入場券を購入し、到達証明書をゲットしました。

改札口上には「歓迎 ようこそ新十津川へ」

終着駅の風景。今から46年前、昭和47年まではあの先に鉄路が延びていたわけで。

そろそろ発車の時間。

駅周辺は人もまばらに。

ディーゼル音をうならせて石狩当別行きが発車。

そして誰もいなくなった。

次の列車は明日まで来ない。

静けさを取り戻した新十津川駅前。

駅前にある”寺子屋”。軽食喫茶でありながら鉄道グッズを販売する。ストラップを2個ばかり購入。
新十津川駅で次の列車を待つわけにもいかないので、滝川駅へ徒歩で向かう↓

新十津川駅から滝川駅まで4.4km、まずは新十津川橋を渡る。

新十津川橋上より、徳富川に架かる旧札沼線徳富川橋梁。

今は水道管を通す旧徳富川橋梁。

旧徳富川橋梁の石狩沼田側、鉄道橋らしさを残している。

旧徳富川橋梁北詰から石狩沼田方面。往時には写真中央奥に向かって鉄路が延びていたはずだが、全く痕跡を残していない。

国道275号と国道451号の合流点にある橋本町バス停。公共交通機関を使って新十津川駅から石狩沼田方面に行くならば、ここから北海道中央バスの滝川北竜線に乗車するしかないが、旧札沼線の碧水駅があった碧水市街が終点。そこからは約8kmを歩いて石狩沼田駅まで行くしかない。

滝川北竜線の碧水市街方面へは1日4便。来年の雪解けを待って、札幌から札沼線を使って公共交通機関を乗り継ぎ、かつての終着駅だった石狩沼田へ行く旅を計画することにしよう。

滝川駅に着きました。終わり!
撮影日:2018年10月13日(土)

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