北秩父別駅(留萌本線) ~元仮乗降場は残った~
留萌本線における仮乗降場を出自とする駅の生き残り、北秩父別駅。かつて留萌本線には8ヶ所の仮乗降場が設けられ、現在残っているのはここ北秩父別駅と真布駅のみ。秩父別の北側にあることが駅名の由来で、周辺一帯は田園が広がる農村地帯。すぐ近くを深川留萌自動車道が通り、人気は無くとも車が走り抜ける音だけは聞こえてくる。JR北海道の調査で利用客が乗車人員1日平均1名以下の「極端にご利用の少ない駅」とされ、乗降客はほとんどいないようだ。そのため下り留萌方面7本のうちの5本、上り深川方面7本のうちの3本が通過。毎年3月のダイヤ改正で道内の駅が次々と廃止される昨今、この駅が廃止されず昭和の面影を留めたまま今に残っているのが不思議なぐらい。
北秩父別駅は雨竜郡秩父別町六条に所在。昭和31年(1956)留萠本線の北秩父別仮乗降場として旅客のみの扱いで開業、昭和62年(1987)経営がJR北海道に移ったことに伴い駅になった。1面1線の単式ホームに古びた待合所を設け、駅に隣接して秩父別1丁目踏切がある。

空中写真データ:国土地理院 整理番号_CHO7727-C6A-19を基に作成
昭和52年(1977)撮影、北秩父別仮乗降場付近の空中写真。まだ深川留萌自動車道は建設されておらず、田園地帯にポツンと設けられる待合所とホームが見える。

猛烈に雪が降りしきる中、北秩父別駅に到着。

板張りの古びた待合所。

待合所出入口横に掲げる駅名標は仮乗降場時代のものだろう。

風雪が入り込み寒さを凌ぐには頼りない待合所内。

壁には何ゆえか千羽鶴が吊るされる。

発車時刻表。1日に深川方面4本、留萌方面2本の列車が発着。ただでさえ運行本数が少ない留萌本線にありながら、大半の列車が通過する。この現状を見るとホント、令和の時代までよく残ってくれたと感心してしまう。

きっぷ運賃表。上貼りされて納内~近文間の伊納(2021年3月廃止)が消されている。かつて北秩父別駅から深川駅で乗り換えて伊納駅へ行った人はいるのだろうか。

待合所内の周囲には板ベンチが巡らされ。

そのベンチ上に駅ノートを置く。

駅名標。

ホームより深川方面。特に冬場は秘境駅感たっぷり。

ホームより留萌方面。

秩父別駅に隣接する秩父別1丁目踏切。

秩父別1丁目踏切より北秩父別駅を望み。

奇跡的に雪が止み雲間から日差しが。

踏切の向こうに見える道路橋が駅裏手を通る深川留萌自動車道。令和2年(2020)深川留萌自動車道は全線開通、これで鉄道は役目を終えてしまうのか。
訪問日:2022年1月1日(土)
北秩父別駅は雨竜郡秩父別町六条に所在。昭和31年(1956)留萠本線の北秩父別仮乗降場として旅客のみの扱いで開業、昭和62年(1987)経営がJR北海道に移ったことに伴い駅になった。1面1線の単式ホームに古びた待合所を設け、駅に隣接して秩父別1丁目踏切がある。

空中写真データ:国土地理院 整理番号_CHO7727-C6A-19を基に作成
昭和52年(1977)撮影、北秩父別仮乗降場付近の空中写真。まだ深川留萌自動車道は建設されておらず、田園地帯にポツンと設けられる待合所とホームが見える。

猛烈に雪が降りしきる中、北秩父別駅に到着。

板張りの古びた待合所。

待合所出入口横に掲げる駅名標は仮乗降場時代のものだろう。

風雪が入り込み寒さを凌ぐには頼りない待合所内。

壁には何ゆえか千羽鶴が吊るされる。

発車時刻表。1日に深川方面4本、留萌方面2本の列車が発着。ただでさえ運行本数が少ない留萌本線にありながら、大半の列車が通過する。この現状を見るとホント、令和の時代までよく残ってくれたと感心してしまう。

きっぷ運賃表。上貼りされて納内~近文間の伊納(2021年3月廃止)が消されている。かつて北秩父別駅から深川駅で乗り換えて伊納駅へ行った人はいるのだろうか。

待合所内の周囲には板ベンチが巡らされ。

そのベンチ上に駅ノートを置く。

駅名標。

ホームより深川方面。特に冬場は秘境駅感たっぷり。

ホームより留萌方面。

秩父別駅に隣接する秩父別1丁目踏切。

秩父別1丁目踏切より北秩父別駅を望み。

奇跡的に雪が止み雲間から日差しが。

踏切の向こうに見える道路橋が駅裏手を通る深川留萌自動車道。令和2年(2020)深川留萌自動車道は全線開通、これで鉄道は役目を終えてしまうのか。
訪問日:2022年1月1日(土)

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