多寄駅(宗谷本線) ~あの木造駅舎跡、今は踏切に~
2022年夏、宗谷本線士別駅から名寄駅間の各駅を訪ねてみることに。士別駅から名寄・稚内方面に向かって一駅目に下士別駅があったのだが、昨年(2021)3月のダイヤ改正に伴って廃止され、今は多寄駅が士別駅の隣駅となっている。多寄駅は士別市多寄町36線東3番地に所在、開業は明治36年(1903)で北海道官設鉄道天塩線士別駅~名寄駅間の延伸開通に伴い一般駅として設けられた。昭和57年(1982)貨物取扱い廃止、同59年(1984)荷物取扱い廃止と共に旅客扱いが廃止され、同61年(1986)閉塞が自動化されて運転要員もいなくなり完全に無人化した。同63年(1988)駅舎を現駅舎に改築、平成11年(1999)駅前通り(36線道路)を線路越しに延長するため、駅を南側に20m程移動して今に至っている。
駅名に付けれた地名の由来を角川日本地名大辞典より引用して紹介。
『上川地方中央部、天塩川上流流域および同支流タヨロマ川流域。地名はアイヌ語のタヨロマペッ(林の中にある川の意)に由来する(北海道蝦夷語地名解)。文化13年の松前蝦夷地図や松浦武四郎「丁巳日誌」にタヨロマと見える。」

空中写真データ:国土地理院 整理番号CHO7714-C2B-5を基に作成
昭和52年(1977)撮影、多寄駅周辺の空中写真。国道から東へ延びる駅前通り(36線道路)の突き当りに木造駅舎があり、駅舎を境に千鳥式に配する相対式ホーム2面2線を有していた。

1980年代前半に撮影した多寄駅。

1985年頃に撮影した多寄駅。写真の人物は中学生の私。

そして2022年現在の多寄駅。

昭和63年(1988)に改築され、平成11年(1999)駅前通りの延伸に伴い現在地へ移動した。

駅舎内には4席のベンチを設置。先客はいない。

ベンチ上に駅ノート。

発車時刻表。1日に名寄・稚内方面8本、旭川方面9本の列車が発着。最終は意外に遅く23:39発名寄行、どういった人たちが利用するのだろう。

きっぷ運賃表。

ホーム側出入口。

駅前側出入口。

駅舎内に使途不明のドア。鍵が掛かっていて開かない。おそらく保線要員の控室があるのだろう。

先客は誰もいないと思ってたら、コオロギがいた。

ここは新型コロナ禍以前から時間が止まっているようだ。

名寄方面乗車口より名寄方面。駅横に見える36線踏切、その左側にあの木造駅舎があった。

ホームより旭川方面。

駅名標より名寄・稚内方面。

行き先表記の”しべつ”を剥がせば”しもしべつ”が書かれているはず。

駅舎より駅前。

11:19発旭川行普通が到着。

車両は2020年に運用を開始したH100形気動車。DECMOという愛称が名付けられている。

旧駅舎跡より駅前通り。

多寄駅はここまで、次の瑞穂駅に行こう。
訪問日:2022年8月2日(火)
駅名に付けれた地名の由来を角川日本地名大辞典より引用して紹介。
『上川地方中央部、天塩川上流流域および同支流タヨロマ川流域。地名はアイヌ語のタヨロマペッ(林の中にある川の意)に由来する(北海道蝦夷語地名解)。文化13年の松前蝦夷地図や松浦武四郎「丁巳日誌」にタヨロマと見える。」

空中写真データ:国土地理院 整理番号CHO7714-C2B-5を基に作成
昭和52年(1977)撮影、多寄駅周辺の空中写真。国道から東へ延びる駅前通り(36線道路)の突き当りに木造駅舎があり、駅舎を境に千鳥式に配する相対式ホーム2面2線を有していた。

1980年代前半に撮影した多寄駅。

1985年頃に撮影した多寄駅。写真の人物は中学生の私。

そして2022年現在の多寄駅。

昭和63年(1988)に改築され、平成11年(1999)駅前通りの延伸に伴い現在地へ移動した。

駅舎内には4席のベンチを設置。先客はいない。

ベンチ上に駅ノート。

発車時刻表。1日に名寄・稚内方面8本、旭川方面9本の列車が発着。最終は意外に遅く23:39発名寄行、どういった人たちが利用するのだろう。

きっぷ運賃表。

ホーム側出入口。

駅前側出入口。

駅舎内に使途不明のドア。鍵が掛かっていて開かない。おそらく保線要員の控室があるのだろう。

先客は誰もいないと思ってたら、コオロギがいた。

ここは新型コロナ禍以前から時間が止まっているようだ。

名寄方面乗車口より名寄方面。駅横に見える36線踏切、その左側にあの木造駅舎があった。

ホームより旭川方面。

駅名標より名寄・稚内方面。

行き先表記の”しべつ”を剥がせば”しもしべつ”が書かれているはず。

駅舎より駅前。

11:19発旭川行普通が到着。

車両は2020年に運用を開始したH100形気動車。DECMOという愛称が名付けられている。

旧駅舎跡より駅前通り。

多寄駅はここまで、次の瑞穂駅に行こう。
訪問日:2022年8月2日(火)

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