留萌本線から ~2022夏・前編~
2023年謹賀新年
明けましておめでとうございます。昨年(2022年)11月末に引っ越しがあった関係で年末までバタバタし、記事をアップする時間がなく滞ってしまった。今年(2023)は3月に留萌本線の石狩沼田駅~留萌駅間が廃線となる。ついにこの時が来たかの思いで、覚悟はしていたが本当に残念でならない。昨年(2022)夏に留萌本線を訪ねた軌跡を記事に残しておこう。まずは今から6年前、平成28年(2016)に廃止された留萌~増毛間から。

廃止当時の駅舎をそのまま残す礼受駅。

先代木造駅舎跡の基礎上に貨車駅舎が設けられている。

貨車駅舎は劣化が進み側面の壁が無くなっている。

ホーム側より駅舎。

ホームより留萌方面。

駅舎内には入れないので出入口の窓越しに内部を拝見。かつてあった掲示物は何も無い。

駅前に日本海が広がる。

ホームより増毛方面。

いつまでこの駅舎は残されるのだろう。

旧礼受駅前を通る国道231号(日本海オロロンライン)。

旧礼受駅から車を走らせてかつて留萌本線の終着だった増毛駅に。

廃止後に駅舎は改装され往時の姿を取り戻した。

廃止当時の車止めやホームが健在。

ホームには駅名標を残す。奥の高台には増毛灯台が見え廃止当時のまま。今にもディーゼル音を唸らせてキハ54形気動車がやってきそうだ。

駅名標。

増毛灯台がある高台の北麓、増毛駅西側はかつて山口藩増毛出張所があった場所。

山口藩増毛出張所跡に設けられる解説板。

明治3年(1870)山口藩は領有する蝦夷地開拓の本局を増毛としてここに出張所を設営、秋田藩の元陣屋を藩士の宿泊所として使用した。その翌年(1871)の廃藩置県に伴い山口藩の支配地は開拓使の統治に代わり、わずか1年半で山口藩は増毛を引き揚げる。しかし故郷に戻らず増毛に残った藩士もいたという。

線路の行き止まり、終着駅には独特の風情がある。

ここに立つと最後の列車を見送った日のことを思い出す。

今は列車がやって来なくても多くの観光客が訪れ。

列車に代わり人が走る。

夏の北海道、多くのライダーがツーリングに訪れる。

旅館業はやめているが駅前に富田屋が健在。

駅舎全景。

廃止後に往時の駅舎を取り戻した。

増毛駅の現役時から駅舎内で営業を続ける”孝子屋ぐるめ食品”。

池田さんこだわりのリンゴジュースとタコザンギを購入。

いまや増毛名物となっているタコザンギ。

駅舎内の様子。

鉄道と増毛町の歴史。

駅舎内には留萌本線に関する展示も多い。

駅前の寿し忠。

かつて駅前旅館として多くの旅行客を迎え入れた富田屋旅館。現在は町の管理に移され寄付金を募って改修工事を進めている。

富田屋旅館は昭和8年(1933)創業。約90年に渡る歴史を持ち平成13年(2001)北海道遺産に指定された。

出入口扉窓から内部を拝見。近いうちに一般公開されそうな雰囲気。

映画「駅 STATION」(高倉健主演、1981年公開)のロケ地となった風待食堂(旧多田商店)。現在は増毛町の観光案内所。

風待食堂内にはロケセットを再現。

映画撮影時の写真を多く展示。

桐子「昼間さ、駅にいだでしょ。」「いっぺん見りゃ忘れないよ、いい女は。」風待食堂でのワンシーン。

ここでそのワンシーンを自分が演じられる。相手がいればの話だが…。

風待食堂を出て海栄館・増毛館へ。

海栄館にある”ラーメンこころ”で遅めの昼飯に。

注文したラーメンが到着!

ホタテ塩ラーメン。あっさり塩スープにホタテにエビ、相性抜群で美味しい。

増毛から留萌へ戻る途中、箸別跨線橋に。「JR留萌線」のプレートが残る。

箸別跨線橋より留萌方面。路盤は草むらと化す。

箸別跨線橋より増毛方面。線路が残存する。

現役時代そのままの姿を残す信砂川橋梁。

『信砂川鉄橋の列車転落事故』(旧増毛駅の展示より)
昭和21年(1946)3月14日、信砂川橋梁で列車転落事故があり18名もの尊い命が失われた。

線路と駅名標は撤去されたものの待合所とホームを残す瀬越駅。

瀬越駅フォーエバー!
訪問日:2022年8月4日(木)
明けましておめでとうございます。昨年(2022年)11月末に引っ越しがあった関係で年末までバタバタし、記事をアップする時間がなく滞ってしまった。今年(2023)は3月に留萌本線の石狩沼田駅~留萌駅間が廃線となる。ついにこの時が来たかの思いで、覚悟はしていたが本当に残念でならない。昨年(2022)夏に留萌本線を訪ねた軌跡を記事に残しておこう。まずは今から6年前、平成28年(2016)に廃止された留萌~増毛間から。

廃止当時の駅舎をそのまま残す礼受駅。

先代木造駅舎跡の基礎上に貨車駅舎が設けられている。

貨車駅舎は劣化が進み側面の壁が無くなっている。

ホーム側より駅舎。

ホームより留萌方面。

駅舎内には入れないので出入口の窓越しに内部を拝見。かつてあった掲示物は何も無い。

駅前に日本海が広がる。

ホームより増毛方面。

いつまでこの駅舎は残されるのだろう。

旧礼受駅前を通る国道231号(日本海オロロンライン)。

旧礼受駅から車を走らせてかつて留萌本線の終着だった増毛駅に。

廃止後に駅舎は改装され往時の姿を取り戻した。

廃止当時の車止めやホームが健在。

ホームには駅名標を残す。奥の高台には増毛灯台が見え廃止当時のまま。今にもディーゼル音を唸らせてキハ54形気動車がやってきそうだ。

駅名標。

増毛灯台がある高台の北麓、増毛駅西側はかつて山口藩増毛出張所があった場所。

山口藩増毛出張所跡に設けられる解説板。

明治3年(1870)山口藩は領有する蝦夷地開拓の本局を増毛としてここに出張所を設営、秋田藩の元陣屋を藩士の宿泊所として使用した。その翌年(1871)の廃藩置県に伴い山口藩の支配地は開拓使の統治に代わり、わずか1年半で山口藩は増毛を引き揚げる。しかし故郷に戻らず増毛に残った藩士もいたという。

線路の行き止まり、終着駅には独特の風情がある。

ここに立つと最後の列車を見送った日のことを思い出す。

今は列車がやって来なくても多くの観光客が訪れ。

列車に代わり人が走る。

夏の北海道、多くのライダーがツーリングに訪れる。

旅館業はやめているが駅前に富田屋が健在。

駅舎全景。

廃止後に往時の駅舎を取り戻した。

増毛駅の現役時から駅舎内で営業を続ける”孝子屋ぐるめ食品”。

池田さんこだわりのリンゴジュースとタコザンギを購入。

いまや増毛名物となっているタコザンギ。

駅舎内の様子。

鉄道と増毛町の歴史。

駅舎内には留萌本線に関する展示も多い。

駅前の寿し忠。

かつて駅前旅館として多くの旅行客を迎え入れた富田屋旅館。現在は町の管理に移され寄付金を募って改修工事を進めている。

富田屋旅館は昭和8年(1933)創業。約90年に渡る歴史を持ち平成13年(2001)北海道遺産に指定された。

出入口扉窓から内部を拝見。近いうちに一般公開されそうな雰囲気。

映画「駅 STATION」(高倉健主演、1981年公開)のロケ地となった風待食堂(旧多田商店)。現在は増毛町の観光案内所。

風待食堂内にはロケセットを再現。

映画撮影時の写真を多く展示。

桐子「昼間さ、駅にいだでしょ。」「いっぺん見りゃ忘れないよ、いい女は。」風待食堂でのワンシーン。

ここでそのワンシーンを自分が演じられる。相手がいればの話だが…。

風待食堂を出て海栄館・増毛館へ。

海栄館にある”ラーメンこころ”で遅めの昼飯に。

注文したラーメンが到着!

ホタテ塩ラーメン。あっさり塩スープにホタテにエビ、相性抜群で美味しい。

増毛から留萌へ戻る途中、箸別跨線橋に。「JR留萌線」のプレートが残る。

箸別跨線橋より留萌方面。路盤は草むらと化す。

箸別跨線橋より増毛方面。線路が残存する。

現役時代そのままの姿を残す信砂川橋梁。

『信砂川鉄橋の列車転落事故』(旧増毛駅の展示より)
昭和21年(1946)3月14日、信砂川橋梁で列車転落事故があり18名もの尊い命が失われた。

線路と駅名標は撤去されたものの待合所とホームを残す瀬越駅。

瀬越駅フォーエバー!
訪問日:2022年8月4日(木)

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