函館朝市 ~2022年末 タラバを求めて~
私の年末は大きな3つの目的を果たすために毎年恒例で函館へ行く。その目的は湯の川温泉に浸かって1年の疲れを癒す。好物の”やきとり弁当”を食べる。そしてタラバガニを姿で買う。初めて函館の地を踏んだのが今から35年前の昭和63年(1988)、中学生の修学旅行のときだ。以来旭川工業高校に入って自転車部に所属したことで高体連の競技で何回か行き、18歳で社会人になり東京で勤務してからは鉄路で北海道へ帰省するたび函館に泊まった。大間から車で函館に渡ったこともあったなあ。湯の川の”かもめ館”に泊まるようなったのが20年前ぐらい、土産のタラバガニを買うようになったのが10年前ぐらいからか。思い起こせば随分と長い時が流れた。函館駅をはじめ駅前の様子は大きく変貌したが和洋折衷を備えた古きよき町並みは今も変わらない。
12月28日、羽田17:15発ANA557便に搭乗して定刻通りに函館空港着。いつも新幹線を使っていたので初めて空路での函館入り。空港を出てほとんど雪が積もっていないことに少々驚いた。空港から湯の川温泉の”かもめ館”まで約3km、タクシーを使えば10分以内で着く距離だが、雪がほとんど積もっていないので歩いて向かうことに。しかし雪が無い分路面が凍ってツルツル、途中滑って1回だけ転んだが歩幅を小さくして無事ハセガワストアー湯川店に着く。ここで大・味たれの”やきとり弁当”を購入、宿泊先となる”かもめ館”に入った。建物は随分と古くなってしまったが源泉かけ流しの風呂がお気に入りの宿、一人旅にはちょうどいい。

これが”やきとり弁当”のパッケージ。

のり弁に豚串をのせ秘伝のタレをかけている。豚串の美味さは当然なのだが、タレとごはんの相性が抜群によくて、のり弁にタレをかけただけでもペロリと食べてしまうだろう。豚なのになぜ”やきとり”なのか、そんな疑問が野暮に思うくらい美味しいよ。

温泉で疲れを癒した翌日、湯の川温泉から函館市電に乗車して朝市へ。いつもタラバガニを買うのがここ、蟹商さん。

蟹商のおっちゃん。いつもこの方に足に身が詰まったタラバガニを選別してもらい購入しています。

今年は元気そうなこのタラバちゃんにしました。茹でてもらってクール宅急便で旭川に送ります。

ひと仕事終えて朝飯にしよう。蟹商の斜向かいにある函館らーめん”かもめ”へ。

初めてのラーメン屋はメニューの一番上を頼むのが私の基本、かもめらーめんを注文。

カニ足をメインにイカ・ホタテ・エビが入った正統派の味噌ラーメン。カニはおそらくズワイの足先、身入りが少なかったのが少々期待外れだが、値段を鑑みれば風味を楽しむに充分だったと思う。今、ホントにカニは高いからねぇ…。次は海鮮を堪能できそうな”ほたてらーめん”の塩を食べてみたい。

1年ぶりの函館駅。昔と違って今の函館駅に立っても「はーるばる来たぜ函館へー」とはならないんだよね。これは交通網が高速化した副作用なのだろう。

昨日までぜんぜん雪が積もってなかったはずなのに、一晩でこの有様。

道南いさりび鉄道、函館11:57発上磯行。キハ40形の旧国鉄色、ノスタルジーな感情を抱いてしまう。

これが国鉄時代のキハ40形気動車。昭和57年(1982)8月旭川駅にて撮影。

本日乗車する列車はこれ。函館12:15発札幌行の特急北斗11号。これにて2022年末函館の旅は終い。

後日談。蟹商から送ったタラバガニは発送翌日に旭川の実家に到着。

こんな感じにさばきました。身に水っぽさが全くなく、時間が経った冷凍ものとは全く別物の美味しさ。
訪問日:2022年12月28日(水)、29日(木)
12月28日、羽田17:15発ANA557便に搭乗して定刻通りに函館空港着。いつも新幹線を使っていたので初めて空路での函館入り。空港を出てほとんど雪が積もっていないことに少々驚いた。空港から湯の川温泉の”かもめ館”まで約3km、タクシーを使えば10分以内で着く距離だが、雪がほとんど積もっていないので歩いて向かうことに。しかし雪が無い分路面が凍ってツルツル、途中滑って1回だけ転んだが歩幅を小さくして無事ハセガワストアー湯川店に着く。ここで大・味たれの”やきとり弁当”を購入、宿泊先となる”かもめ館”に入った。建物は随分と古くなってしまったが源泉かけ流しの風呂がお気に入りの宿、一人旅にはちょうどいい。

これが”やきとり弁当”のパッケージ。

のり弁に豚串をのせ秘伝のタレをかけている。豚串の美味さは当然なのだが、タレとごはんの相性が抜群によくて、のり弁にタレをかけただけでもペロリと食べてしまうだろう。豚なのになぜ”やきとり”なのか、そんな疑問が野暮に思うくらい美味しいよ。

温泉で疲れを癒した翌日、湯の川温泉から函館市電に乗車して朝市へ。いつもタラバガニを買うのがここ、蟹商さん。

蟹商のおっちゃん。いつもこの方に足に身が詰まったタラバガニを選別してもらい購入しています。

今年は元気そうなこのタラバちゃんにしました。茹でてもらってクール宅急便で旭川に送ります。

ひと仕事終えて朝飯にしよう。蟹商の斜向かいにある函館らーめん”かもめ”へ。

初めてのラーメン屋はメニューの一番上を頼むのが私の基本、かもめらーめんを注文。

カニ足をメインにイカ・ホタテ・エビが入った正統派の味噌ラーメン。カニはおそらくズワイの足先、身入りが少なかったのが少々期待外れだが、値段を鑑みれば風味を楽しむに充分だったと思う。今、ホントにカニは高いからねぇ…。次は海鮮を堪能できそうな”ほたてらーめん”の塩を食べてみたい。

1年ぶりの函館駅。昔と違って今の函館駅に立っても「はーるばる来たぜ函館へー」とはならないんだよね。これは交通網が高速化した副作用なのだろう。

昨日までぜんぜん雪が積もってなかったはずなのに、一晩でこの有様。

道南いさりび鉄道、函館11:57発上磯行。キハ40形の旧国鉄色、ノスタルジーな感情を抱いてしまう。

これが国鉄時代のキハ40形気動車。昭和57年(1982)8月旭川駅にて撮影。

本日乗車する列車はこれ。函館12:15発札幌行の特急北斗11号。これにて2022年末函館の旅は終い。

後日談。蟹商から送ったタラバガニは発送翌日に旭川の実家に到着。

こんな感じにさばきました。身に水っぽさが全くなく、時間が経った冷凍ものとは全く別物の美味しさ。
訪問日:2022年12月28日(水)、29日(木)

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