留萌本線 ~乗り鉄の旅 2022年末 後編~
深川駅から留萌本線に乗車し12:07終着の留萌駅に着く。沿岸バスの”留萌駅前2のりば”より12:35発大別苅行に乗車、寒々しい日本海を車窓から眺めながら増毛へ向かう。留萌本線留萌~増毛間が廃線されてから6年が経つ。かつて留萌本線の終着だった増毛はどんな大晦日を迎えているのだろう。

バスに揺られて30分程、旧増毛駅停留所で下車し増毛駅に到着。

大晦日だけに観光客は私ともう1人いたぐらい。駅は静かだ。

意外にも駅舎内は開放されていた。

孝子屋ぐるめ食品の売店は年末年始で休業中。来年もタコザンギを食べにこよう。

鉄道が無くなっても増毛駅が健在なことがうれしい。

かつて増毛駅の入場券は増毛を願う人たちの縁起物として知られた。

駅舎内に展示していた昭和40年代後半から50年代に撮影したと思われる駅構内の写真。多数の貨物用側線を有していた時代。

上写真と近いアングルで撮影した今の増毛駅。

留萌本線の終着だったことを示す車止め。

増毛駅ホームと増毛灯台。

現役時代の駅名標を残す。

増毛駅構内。

雪化粧された増毛駅は趣ある佇まい。

いつかまた列車がやって来ることを待っているかのようだ。

増毛駅構内より留萌方面。

駅前の富田屋旅館と風待食堂。

観光案内所の風待食堂も年末年始はさすがに休み。

駅前の寿し忠。昨年(2021)末と同じくここで年越し寿司を頂こうと計画していたが、大晦日は休みのようで…。

それならばと”ラーメンこころ”に行ってみたがここも休み。

”ラーメンこころ”が入る海榮館とその左隣にある増毛館は往時の増毛を今に伝える歴史的建造物だ。

まつくら寿司に行ってみたが予約のみの営業、少し歩いて志満川食堂もやってない。昼飯を食べ損ねてしまったようだ…。

国稀酒造も当然ながら年末年始休暇。増毛駅周辺の店は全てお休みのようだ。営業しているのはセブンイレブン増毛町店ぐらいなのだろう。

昼飯をあきらめて厳島神社へ参拝に。

明日は元日、きっと多くの初詣客で賑わうことだろう。

厳島神社東側の横、日本海へ向かって下る道。

神社から少し歩いて増毛灯台に。

増毛灯台が設置されたのは明治23年(1890)。設置当初は白色の木造灯台だったが、平成2年(1990)の改修で積雪時でも視認しやすいよう赤帯塗装が施された。

明治期にニシン漁で栄えた増毛、この灯台は駅と共に往時を今に伝えている。

増毛灯台より増毛駅を眼下に望む。
旧増毛駅停留所14:50発の留萌市立病院行で留萌へ戻るつもりだったが、 12月31日~1月3日まで運休。その後の便も全て運休で留萌へ戻るバスが無い。歩こうかとも思ったが増毛駅から留萌駅まで約17km、普通に歩いて約3時間半で歩けない距離でもないと考えた。しかし真冬の北海道歩きは東海道や中山道を歩くのとはわけが違う。結局のところ小鳩交通の留萌営業所に電話してタクシーを呼ぶ。ちなみに増毛駅から留萌駅までタクシー料金は6090円、バスなら430円。事前の調査不足で随分と高くついてしまったが、凍えることなくスピーディーかつ快適に留萌へ戻れたので良しとしよう。

タクシーに乗車して留萌駅に着くのは初体験。

今もターミナル駅だった存在感は健在だ。

構内跨線橋。

16:17発深川行が待機。

駅舎外壁に給水管埋設標とその下に定礎らしきプレート。

プレートには「設計管理 旭川鉄道管理局」「施工 株式会社藤田組」「竣工 1967.11」と刻む。

わたしの旅スタンプ台。

きっぷ運賃表。これから向かう秩父別まで1130円。

駅前をぶらり。大晦日だけに営業している店が少ない中、魚やの”岸畑魚店”は店を開いていた。しかし閉店時間の間際で鮮魚はほぼ品切れ。

16:17発深川行に乗車するべく改札口に。

改札を通りホームへ。これに乗車して秩父別へ向かう。

車内より増毛方面。留萌~増毛間が廃止されてから6年も経つのか…と、感慨にふける。

車窓より改札口。

秩父別までの乗車券を握りしめ。

定刻通りの17:06秩父別駅着。

ディーゼル音を唸らせて列車は次の北一已駅へ向けて発車。

下車したのは私だけ。列車が去り再び静寂の時がはじまる。

駅舎内で待つ人も無く、大晦日の静かな夜。

有人駅時代の切符売場や荷物扱い窓口の面影を残す。

かつての改札口。

カラフルな待合ベンチが並ぶ。

待合ベンチの前には 暖をとるストーブ。

昭和46年(1971)に改築された駅舎。

留萌駅「懐かしの留萌本線」の展示より。昭和18年(1943)9月撮影の秩父別駅、当時は筑紫駅(ちくしえき)という駅名だった。駅舎の外観が現駅舎に引き継がれていることをうかがう。

留萌駅「懐かしの留萌本線」の展示より。昭和29年(1954)頃、駅名を秩父別に改称した当時。

駅から駅前通り。ここから歩いて秩父別温泉へ。

秩父別温泉ちっぷ・ゆう&ゆ。凍えきった体を温めよう。
訪問日:2022年12月31日(土)

バスに揺られて30分程、旧増毛駅停留所で下車し増毛駅に到着。

大晦日だけに観光客は私ともう1人いたぐらい。駅は静かだ。

意外にも駅舎内は開放されていた。

孝子屋ぐるめ食品の売店は年末年始で休業中。来年もタコザンギを食べにこよう。

鉄道が無くなっても増毛駅が健在なことがうれしい。

かつて増毛駅の入場券は増毛を願う人たちの縁起物として知られた。

駅舎内に展示していた昭和40年代後半から50年代に撮影したと思われる駅構内の写真。多数の貨物用側線を有していた時代。

上写真と近いアングルで撮影した今の増毛駅。

留萌本線の終着だったことを示す車止め。

増毛駅ホームと増毛灯台。

現役時代の駅名標を残す。

増毛駅構内。

雪化粧された増毛駅は趣ある佇まい。

いつかまた列車がやって来ることを待っているかのようだ。

増毛駅構内より留萌方面。

駅前の富田屋旅館と風待食堂。

観光案内所の風待食堂も年末年始はさすがに休み。

駅前の寿し忠。昨年(2021)末と同じくここで年越し寿司を頂こうと計画していたが、大晦日は休みのようで…。

それならばと”ラーメンこころ”に行ってみたがここも休み。

”ラーメンこころ”が入る海榮館とその左隣にある増毛館は往時の増毛を今に伝える歴史的建造物だ。

まつくら寿司に行ってみたが予約のみの営業、少し歩いて志満川食堂もやってない。昼飯を食べ損ねてしまったようだ…。

国稀酒造も当然ながら年末年始休暇。増毛駅周辺の店は全てお休みのようだ。営業しているのはセブンイレブン増毛町店ぐらいなのだろう。

昼飯をあきらめて厳島神社へ参拝に。

明日は元日、きっと多くの初詣客で賑わうことだろう。

厳島神社東側の横、日本海へ向かって下る道。

神社から少し歩いて増毛灯台に。

増毛灯台が設置されたのは明治23年(1890)。設置当初は白色の木造灯台だったが、平成2年(1990)の改修で積雪時でも視認しやすいよう赤帯塗装が施された。

明治期にニシン漁で栄えた増毛、この灯台は駅と共に往時を今に伝えている。

増毛灯台より増毛駅を眼下に望む。
旧増毛駅停留所14:50発の留萌市立病院行で留萌へ戻るつもりだったが、 12月31日~1月3日まで運休。その後の便も全て運休で留萌へ戻るバスが無い。歩こうかとも思ったが増毛駅から留萌駅まで約17km、普通に歩いて約3時間半で歩けない距離でもないと考えた。しかし真冬の北海道歩きは東海道や中山道を歩くのとはわけが違う。結局のところ小鳩交通の留萌営業所に電話してタクシーを呼ぶ。ちなみに増毛駅から留萌駅までタクシー料金は6090円、バスなら430円。事前の調査不足で随分と高くついてしまったが、凍えることなくスピーディーかつ快適に留萌へ戻れたので良しとしよう。

タクシーに乗車して留萌駅に着くのは初体験。

今もターミナル駅だった存在感は健在だ。

構内跨線橋。

16:17発深川行が待機。

駅舎外壁に給水管埋設標とその下に定礎らしきプレート。

プレートには「設計管理 旭川鉄道管理局」「施工 株式会社藤田組」「竣工 1967.11」と刻む。

わたしの旅スタンプ台。

きっぷ運賃表。これから向かう秩父別まで1130円。

駅前をぶらり。大晦日だけに営業している店が少ない中、魚やの”岸畑魚店”は店を開いていた。しかし閉店時間の間際で鮮魚はほぼ品切れ。

16:17発深川行に乗車するべく改札口に。

改札を通りホームへ。これに乗車して秩父別へ向かう。

車内より増毛方面。留萌~増毛間が廃止されてから6年も経つのか…と、感慨にふける。

車窓より改札口。

秩父別までの乗車券を握りしめ。

定刻通りの17:06秩父別駅着。

ディーゼル音を唸らせて列車は次の北一已駅へ向けて発車。

下車したのは私だけ。列車が去り再び静寂の時がはじまる。

駅舎内で待つ人も無く、大晦日の静かな夜。

有人駅時代の切符売場や荷物扱い窓口の面影を残す。

かつての改札口。

カラフルな待合ベンチが並ぶ。

待合ベンチの前には 暖をとるストーブ。

昭和46年(1971)に改築された駅舎。

留萌駅「懐かしの留萌本線」の展示より。昭和18年(1943)9月撮影の秩父別駅、当時は筑紫駅(ちくしえき)という駅名だった。駅舎の外観が現駅舎に引き継がれていることをうかがう。

留萌駅「懐かしの留萌本線」の展示より。昭和29年(1954)頃、駅名を秩父別に改称した当時。

駅から駅前通り。ここから歩いて秩父別温泉へ。

秩父別温泉ちっぷ・ゆう&ゆ。凍えきった体を温めよう。
訪問日:2022年12月31日(土)

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