留萌駅(留萌本線) ~最終運行日~
留萌本線の留萌~増毛間が廃止されて6年を越える時が流れた2023年3月31日、しばらく終着駅を務めてきた留萌駅は最後の日を迎えた。かつては留萌本線や羽幌線、天塩炭砿鉄道を繋ぐターミナル駅として物資集散と住民の足に利用されてきたが、道路網の発達や路線地域の過疎化が進んだことから利用者減少に歯止めがかからず、終には廃止の運命を辿る。留萌~増毛間が廃止されたとき、近い将来に留萌駅も無くなることはわかっていたが、この古くも立派な駅舎を見るとまだまだ先のことと感じていた。最後の日を迎えても留萌駅が無くなるのが本当に信じらず、多くの人に最終列車が見送られる様子を見て現実を受け止めた思い。留萌駅は何度も訪れ記事に書いてきたが、2021年12月30日に訪れた様子を記事にした『留萌駅(留萌本線) ~2021年末~』に詳しいので参照していただければ。

”道の駅るもい”に車を停めて駅舎反対側の留萌駅北側に。

裏口から見送る人たちが2番ホームへ入ってゆく。

2番ホームへ入るには整理券が必要だったようで、私はそれを知らず入れずにいた。しかし運よく定員に空きがあったようでペンライトを頂き中に入れていただく。

発車を待つ最後の深川行。

ペンライトを点灯させを見送る準備が完了。

2番ホームより増毛方面。

2番ホームより留萌方面。2021年3月のダイヤ改正以降、2番ホームは使用停止となり旅客が入れなくなっていた。最後にここに立つことができて感慨深い。

地元中高生らのブラスバンド演奏による「蛍の光」が流れはじめ。

最後の深川行が間もなく発車。

20:20に汽笛一声。列車はゆっくりと動き始め。

ディーゼル音を唸らせながら。

深川へ向けて最後の旅路についた。

「蛍の光」の演奏が終わり1番ホームの跨線橋口でどなたかが何かを話しているが聞き取れない。

列車が去ってKAZUMOちゃんが帰り、人の動きも慌ただしく。

留萌駅前に移動。

駅舎前では最終深川行を見送る「蛍の光」を演奏した地元中高生を前に駅長が御礼の言葉。

続いて留萌市長。旭川出身の私にとって留萌は少年期からの思い出が多くあり大好きな町、本当にいい町だな改めて思う。この若者たちが鉄道を失ったこれからの留萌を盛り上げてくれると願いたい。

記念撮影。

留萌本線との別れの時間を彩っていただき、ありがとうございました。

留萌駅の旅客営業を務めてきた駅長さんや駅員さんが並んで敬礼。

留萌駅で最後の勤務、どんな思いがあるのだろう。

最終深川行が去った後も待合室内は人でいっぱい。実はこの時に留萌駅はまだ旅客営業を終了していない。深川から来た列車が21:11に到着予定。この列車が本当の留萌本線(石狩沼田~留萌)で運行される最後の列車なのだが、折り返しが旅客を乗せない回送となるためセレモニーから外された。しかしその列車を見送るべく多くの人がまだ駅に残っていた。

ひと足早く駅そば屋は最後の営業を終了していた。

今年(2023)1月3日に訪れたときの駅そば屋。

この時に食べた”ニシンそば”が最後になってしまった。

最後の列車からの降車客を待つ改札口。

改札口上には”ありがとう留萌本線 留萌駅”のポスター。

スタンプ台上の壁には廃止される各駅の写真を飾していた。

最終深川行が発車し営業を終えた改札窓口と券売機。

事務室とコンコースを隔てる壁に”北の大地の入場券”や”青春18きっぷ”のポスター等々。3月のダイヤ改正を知らせる「新時代へGo!」のキャッチフレーズがここでは空しく心に響く。

改札口前のコンコース。最後の列車到着を待つ人らでまだまだ賑やか。

ちょいとトイレに。あのフラワースタンドは既に撤去されていた。

待合室に展示していた”留萌本線の歴史”。最終営業日の今日が明日には歴史に刻まれる。

そうこうしているうちに駅構内ではあの発着メロディーが流れ。

深川からやって来た21:11着の列車が入線。

これが留萌駅に着く最後の旅客列車で、折返しは回送列車となる。ぞくぞくと旅客が降車。

先頭車両からも旅客がぞくぞくと。

最後の最後となる回送列車を見送る人でホームは溢れかえり。

駅で配っていた”ありがとう留萌駅”カード。

駅名標にはカメラに収めようと人だかり。

深川へ帰る列車の先頭車両にも人だかり。

そろそろ発車の時間がきたようだ。

回送列車は深川へ向けて旅立ち。これで留萌駅に列車がやって来ることはもう無い。

駅スタンプ台には最後の記念にと人が並ぶ。

人がいなくなり寂しい雰囲気の駅そば屋。

そろそろ駅舎内から出なければならない時間。

駅舎から出て。

出入口扉のカギが掛けらる瞬間。戸締りが悪くだいぶ手間取っていたが…。

扉は固く閉じられ留萌駅は最後の営業を終えた。

思い出多い留萌駅、この駅が無くなることが本当に信じられない。諸行無常の響き、盛者必衰の理り、そうゆうことなのだろう。次に訪れた時にどんな姿になっているのか、少しでもその面影を感じる場所になっていたらいいのだが。

先ほどの賑わいが嘘かのような静けさ。

さようなら、そしてありがとう。留萌駅!
訪問日:2023年3月31日(金)

”道の駅るもい”に車を停めて駅舎反対側の留萌駅北側に。

裏口から見送る人たちが2番ホームへ入ってゆく。

2番ホームへ入るには整理券が必要だったようで、私はそれを知らず入れずにいた。しかし運よく定員に空きがあったようでペンライトを頂き中に入れていただく。

発車を待つ最後の深川行。

ペンライトを点灯させを見送る準備が完了。

2番ホームより増毛方面。

2番ホームより留萌方面。2021年3月のダイヤ改正以降、2番ホームは使用停止となり旅客が入れなくなっていた。最後にここに立つことができて感慨深い。

地元中高生らのブラスバンド演奏による「蛍の光」が流れはじめ。

最後の深川行が間もなく発車。

20:20に汽笛一声。列車はゆっくりと動き始め。

ディーゼル音を唸らせながら。

深川へ向けて最後の旅路についた。

「蛍の光」の演奏が終わり1番ホームの跨線橋口でどなたかが何かを話しているが聞き取れない。

列車が去ってKAZUMOちゃんが帰り、人の動きも慌ただしく。

留萌駅前に移動。

駅舎前では最終深川行を見送る「蛍の光」を演奏した地元中高生を前に駅長が御礼の言葉。

続いて留萌市長。旭川出身の私にとって留萌は少年期からの思い出が多くあり大好きな町、本当にいい町だな改めて思う。この若者たちが鉄道を失ったこれからの留萌を盛り上げてくれると願いたい。

記念撮影。

留萌本線との別れの時間を彩っていただき、ありがとうございました。

留萌駅の旅客営業を務めてきた駅長さんや駅員さんが並んで敬礼。

留萌駅で最後の勤務、どんな思いがあるのだろう。

最終深川行が去った後も待合室内は人でいっぱい。実はこの時に留萌駅はまだ旅客営業を終了していない。深川から来た列車が21:11に到着予定。この列車が本当の留萌本線(石狩沼田~留萌)で運行される最後の列車なのだが、折り返しが旅客を乗せない回送となるためセレモニーから外された。しかしその列車を見送るべく多くの人がまだ駅に残っていた。

ひと足早く駅そば屋は最後の営業を終了していた。

今年(2023)1月3日に訪れたときの駅そば屋。

この時に食べた”ニシンそば”が最後になってしまった。

最後の列車からの降車客を待つ改札口。

改札口上には”ありがとう留萌本線 留萌駅”のポスター。

スタンプ台上の壁には廃止される各駅の写真を飾していた。

最終深川行が発車し営業を終えた改札窓口と券売機。

事務室とコンコースを隔てる壁に”北の大地の入場券”や”青春18きっぷ”のポスター等々。3月のダイヤ改正を知らせる「新時代へGo!」のキャッチフレーズがここでは空しく心に響く。

改札口前のコンコース。最後の列車到着を待つ人らでまだまだ賑やか。

ちょいとトイレに。あのフラワースタンドは既に撤去されていた。

待合室に展示していた”留萌本線の歴史”。最終営業日の今日が明日には歴史に刻まれる。

そうこうしているうちに駅構内ではあの発着メロディーが流れ。

深川からやって来た21:11着の列車が入線。

これが留萌駅に着く最後の旅客列車で、折返しは回送列車となる。ぞくぞくと旅客が降車。

先頭車両からも旅客がぞくぞくと。

最後の最後となる回送列車を見送る人でホームは溢れかえり。

駅で配っていた”ありがとう留萌駅”カード。

駅名標にはカメラに収めようと人だかり。

深川へ帰る列車の先頭車両にも人だかり。

そろそろ発車の時間がきたようだ。

回送列車は深川へ向けて旅立ち。これで留萌駅に列車がやって来ることはもう無い。

駅スタンプ台には最後の記念にと人が並ぶ。

人がいなくなり寂しい雰囲気の駅そば屋。

そろそろ駅舎内から出なければならない時間。

駅舎から出て。

出入口扉のカギが掛けらる瞬間。戸締りが悪くだいぶ手間取っていたが…。

扉は固く閉じられ留萌駅は最後の営業を終えた。

思い出多い留萌駅、この駅が無くなることが本当に信じられない。諸行無常の響き、盛者必衰の理り、そうゆうことなのだろう。次に訪れた時にどんな姿になっているのか、少しでもその面影を感じる場所になっていたらいいのだが。

先ほどの賑わいが嘘かのような静けさ。

さようなら、そしてありがとう。留萌駅!
訪問日:2023年3月31日(金)

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