摺針峠越え①
小摺針峠の次は本元の摺針峠を越える。江戸から中山道を歩いてくると最後になる峠越え。意味深な摺針の名はこんな故事による。とある青年僧がこの峠にさしかかったとき、斧を石で研いでいる老婆に出会った。何と驚いたことに、大事な針を折ってしまったので、新しい針を作っているというではないか。その姿に感銘を受けた青年僧はまだまだ自分の意志は弱く未熟であると痛感し、それ以来修行に励み大層立派な僧になったという。その僧は弘法大師とも伝わる。
峠からは琵琶湖が遠望でき、ようやく近江の国まで来たのかと感慨にふけることができるはずだったのだが、雨男の本領発揮ということで・・・。

摺針峠へ上る旧中山道。勾配のきつい沿道に旧摺針村の家々が軒を連ねている。

摺針峠の集落にある称名寺。いかにも山里のお寺さんといった感じ。

摺針峠にさしかかる旧中山道。

摺針峠の頂にある摺針明神。峠の名の由来となった老婆を祀る。

摺針峠から琵琶湖方面を望む。この時、強い雨にみまわれる悪天候だったため、残念ながら琵琶湖を望むことはできなかった。写真に見える建物の場所に、かつて望湖堂という有名な茶屋があったのだが、平成3年の火事によって焼失してしまった。広重の浮世絵、木曽街道六十九次の鳥居本はここ摺針峠から琵琶湖を望む風景を描いている。

摺針峠には猿がいました。

気配を感ずかれたのか。サル者は追わず・・・。
峠からは琵琶湖が遠望でき、ようやく近江の国まで来たのかと感慨にふけることができるはずだったのだが、雨男の本領発揮ということで・・・。

摺針峠へ上る旧中山道。勾配のきつい沿道に旧摺針村の家々が軒を連ねている。

摺針峠の集落にある称名寺。いかにも山里のお寺さんといった感じ。

摺針峠にさしかかる旧中山道。

摺針峠の頂にある摺針明神。峠の名の由来となった老婆を祀る。

摺針峠から琵琶湖方面を望む。この時、強い雨にみまわれる悪天候だったため、残念ながら琵琶湖を望むことはできなかった。写真に見える建物の場所に、かつて望湖堂という有名な茶屋があったのだが、平成3年の火事によって焼失してしまった。広重の浮世絵、木曽街道六十九次の鳥居本はここ摺針峠から琵琶湖を望む風景を描いている。

摺針峠には猿がいました。

気配を感ずかれたのか。サル者は追わず・・・。

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