水戸街道を歩き終えて
水戸街道の歩き旅を振り返り思ったことは、身近にありながら意外に楽しめる旧街道だったということだ。取手宿・中貫宿・稲吉宿には本陣の建物が現存しており、関東圏にありながらこれだけ本陣が現存している旧街道は稀有な存在だろう。また、我孫子宿や長岡宿には脇本陣、小金宿や稲吉宿、堅倉宿には旧旅籠の建物が現存しており、街道を往来する旅人で賑わった宿場町の様子を今に伝えている。そんな水戸道中で最も印象深いのは、やはり取手宿本陣の染谷家旧宅だろう。無料で一般公開されていることもさることながら、入母屋造りの格式高い玄関に茅葺屋根を冠する威風堂々とした主屋は、一歩中へ入れば未だに当時の住人の生活感すら感じてしまうほどの異空間である。いずれまた再訪したい場所であり、イチオシのパワースポットならぬ旧街道スポットだ。
百聞は一見にしかずとは良く言ったもので、旧街道や宿場町の歴史を知りたいのであれば、やはり旧街道を歩くのが手っ取り早い。自分の足以外に移動手段が無かった時代の先人達は、江戸から100km以上離れた水戸まで2泊3日の行程で辿り着いたというから、実際に自分の足で歩いてみれば、いかにその凄さがどれほどのものかを実感させられるだろう。言ってみれば3連荘でフルマラソンの距離を歩くことであり、江戸時代人の健脚振りには驚かされる。そんな江戸時代人になりきって旧街道を歩いてみれば、現代では全く役に立たなくなった歴史的遺物と化している道標や一里塚もその存在意義を少なからず理解できるだろう。さあ!書を捨てよ、街道を歩こう!寺山修司のパクリである。

【 水戸街道 旅の記録 】
1日目(2010/2/7)千住宿→新宿→松戸宿
2日目(2010/2/13)松戸宿→小金宿→呼塚河岸
3日目(2010/2/20)呼塚河岸→我孫子宿→取手宿→藤代宿
4日目(2010/3/14)藤代宿→若柴宿→牛久宿→荒川沖宿
5日目(2010/3/20)荒川沖宿→中村宿→土浦宿
6日目(2010/4/4)土浦宿→中貫宿→稲吉宿→府中宿
7日目(2010/4/29)府中宿→竹原宿→堅倉宿→小幡宿
8日目(2010/5/5)小幡宿→長岡宿→水戸宿
百聞は一見にしかずとは良く言ったもので、旧街道や宿場町の歴史を知りたいのであれば、やはり旧街道を歩くのが手っ取り早い。自分の足以外に移動手段が無かった時代の先人達は、江戸から100km以上離れた水戸まで2泊3日の行程で辿り着いたというから、実際に自分の足で歩いてみれば、いかにその凄さがどれほどのものかを実感させられるだろう。言ってみれば3連荘でフルマラソンの距離を歩くことであり、江戸時代人の健脚振りには驚かされる。そんな江戸時代人になりきって旧街道を歩いてみれば、現代では全く役に立たなくなった歴史的遺物と化している道標や一里塚もその存在意義を少なからず理解できるだろう。さあ!書を捨てよ、街道を歩こう!寺山修司のパクリである。

【 水戸街道 旅の記録 】
1日目(2010/2/7)千住宿→新宿→松戸宿

2日目(2010/2/13)松戸宿→小金宿→呼塚河岸

3日目(2010/2/20)呼塚河岸→我孫子宿→取手宿→藤代宿

4日目(2010/3/14)藤代宿→若柴宿→牛久宿→荒川沖宿

5日目(2010/3/20)荒川沖宿→中村宿→土浦宿

6日目(2010/4/4)土浦宿→中貫宿→稲吉宿→府中宿

7日目(2010/4/29)府中宿→竹原宿→堅倉宿→小幡宿

8日目(2010/5/5)小幡宿→長岡宿→水戸宿


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