柴又
【2012年2月5日(日)成田街道 新宿→小岩市川渡し】
「私、生れも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します!」
今なお、寅さんの口上がどこからか聞こえてきそうな町、柴又。その町の中心をなすのが帝釈天こと題経寺である。参道には老舗の団子屋や料理屋等が軒を連ね、柴又が題経寺の門前町として発展してきたことを物語る。題経寺は寛永6年(1629年)の創建で、日蓮宗の僧・日忠、あるいはその弟子・日栄の開山。日蓮宗の宗祖、日蓮が刻んだと伝わる帝釈天の板本尊を安置する。この帝釈天の板本尊は江戸時代中期に一時所在不明になり、安永8年(1779年)春の庚申の日に発見されたことで民間信仰の庚申待と結びつき、天明の大飢饉の際にも霊験があったことから、題経寺の信仰が広まったという。柴又帝釈天の愛称で親しまれる所以だ。


山門(二天門)前に屋台が並ぶ。イカ焼きの美味そうな匂いにつられ、思わず立ち食い…。

柴又帝釈天山門(二天門)。

境内から望む山門と鐘楼。ぐぅおーん、ぐぅおーんと源公が釣鐘を撞く姿が目に浮かぶ。ひと気が少なくなる夕暮れ時なら尚更だろうな。

映画”男はつらいよ”シリーズにもよく登場した帝釈堂。御前様がひょっこり姿を現しそうな感じ。拝殿は昭和4年(1929年)、奥の内殿が大正4年(1915年)の建築。内殿に帝釈天の板本尊を安置する。

帝釈天参道。さくらが自転車で疾走するのは無理だろうと思うくらいに観光客で賑わう。

とらや。映画”男はつらいよ”の第1作から第4作まで撮影に使用された。
柴又帝釈天参道門前とらや
http://www.toraya.info/

高木屋老舗。”男はつらいよ”の撮影の度、休憩や衣装替えにここの部屋が使われた。
高木屋老舗
http://www.takagiya.co.jp/

高木屋老舗の草だんご。美味そうでしょ。

柴又駅付近の帝釈天参道。

参道入口にある”男はつらいよ”の石碑。山田洋次監督の直筆で、寅さんの口上が刻まれる。

柴又駅前にあるフーテンの寅像。見ての通り、大人気の記念撮影スポット。

柴又駅から帝釈天近くの山本亭へ移動。山本亭は大正期から昭和初期にかけて使用された山本氏の旧宅。その間、増改築を重ねてきたので和洋折衷の珍しい建築となっている。

山本亭鳳凰の間。家の外観は純和風なのに、内部にはこんな洋風の部屋もある。

柴又散策の最後は寅さん記念館で。
寅さん記念館
http://www.katsushika-kanko.com/tora/

寅さん記念館に設置される”くるまや”のセット。大船撮影所で実際に使われていたものを展示している。

いらっしゃい!さくらやおばちゃんの姿が目に浮かびませんか。

茶の間にお馴染みのカバンがあり、寅さんは帰宅中のよう。「あいつは本当に馬鹿だねぇ…」と、茶の間からおいちゃんの嘆きが聞こえてきそう。

寅さんはいつものようにこの階段を上がって2階で休んでいるのかな。博やタコ社長が奥の印刷所からひょっこり寅さんの様子をうかがいに来るんだよね。
「私、生れも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します!」
今なお、寅さんの口上がどこからか聞こえてきそうな町、柴又。その町の中心をなすのが帝釈天こと題経寺である。参道には老舗の団子屋や料理屋等が軒を連ね、柴又が題経寺の門前町として発展してきたことを物語る。題経寺は寛永6年(1629年)の創建で、日蓮宗の僧・日忠、あるいはその弟子・日栄の開山。日蓮宗の宗祖、日蓮が刻んだと伝わる帝釈天の板本尊を安置する。この帝釈天の板本尊は江戸時代中期に一時所在不明になり、安永8年(1779年)春の庚申の日に発見されたことで民間信仰の庚申待と結びつき、天明の大飢饉の際にも霊験があったことから、題経寺の信仰が広まったという。柴又帝釈天の愛称で親しまれる所以だ。


山門(二天門)前に屋台が並ぶ。イカ焼きの美味そうな匂いにつられ、思わず立ち食い…。

柴又帝釈天山門(二天門)。

境内から望む山門と鐘楼。ぐぅおーん、ぐぅおーんと源公が釣鐘を撞く姿が目に浮かぶ。ひと気が少なくなる夕暮れ時なら尚更だろうな。

映画”男はつらいよ”シリーズにもよく登場した帝釈堂。御前様がひょっこり姿を現しそうな感じ。拝殿は昭和4年(1929年)、奥の内殿が大正4年(1915年)の建築。内殿に帝釈天の板本尊を安置する。

帝釈天参道。さくらが自転車で疾走するのは無理だろうと思うくらいに観光客で賑わう。

とらや。映画”男はつらいよ”の第1作から第4作まで撮影に使用された。
柴又帝釈天参道門前とらや
http://www.toraya.info/

高木屋老舗。”男はつらいよ”の撮影の度、休憩や衣装替えにここの部屋が使われた。
高木屋老舗
http://www.takagiya.co.jp/

高木屋老舗の草だんご。美味そうでしょ。

柴又駅付近の帝釈天参道。

参道入口にある”男はつらいよ”の石碑。山田洋次監督の直筆で、寅さんの口上が刻まれる。

柴又駅前にあるフーテンの寅像。見ての通り、大人気の記念撮影スポット。

柴又駅から帝釈天近くの山本亭へ移動。山本亭は大正期から昭和初期にかけて使用された山本氏の旧宅。その間、増改築を重ねてきたので和洋折衷の珍しい建築となっている。

山本亭鳳凰の間。家の外観は純和風なのに、内部にはこんな洋風の部屋もある。

柴又散策の最後は寅さん記念館で。
寅さん記念館
http://www.katsushika-kanko.com/tora/

寅さん記念館に設置される”くるまや”のセット。大船撮影所で実際に使われていたものを展示している。

いらっしゃい!さくらやおばちゃんの姿が目に浮かびませんか。

茶の間にお馴染みのカバンがあり、寅さんは帰宅中のよう。「あいつは本当に馬鹿だねぇ…」と、茶の間からおいちゃんの嘆きが聞こえてきそう。

寅さんはいつものようにこの階段を上がって2階で休んでいるのかな。博やタコ社長が奥の印刷所からひょっこり寅さんの様子をうかがいに来るんだよね。

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