旭川駅
私にとって最も愛着がある駅と言っても過言ではない旭川駅。少年期から現在まで、札幌へ遊びに行くとき、帰省して両親に迎えられるとき、そして別れを告げ新千歳空港へ向かうとき、旭川駅は記憶のアルバムに数多く残っている。旭川駅の開業は明治31年(1898年)、私がよく記憶する駅舎は昭和35年(1960年)竣工の3代目。2階建ての黄土色がかった細長い駅舎で、ホーム間は地下通路と跨線橋で結ばれていた。駅舎内から地下に通ずる階段を下ればステーションデパート、ここからホーム地下通路へ直接アクセスできる改札口が設けられていた。平成23年(2011年)4代目駅舎が全面開業、先代とは全く風貌を別にしてしまい旭川駅のイメージは大きく変わっている。
今年(2016年)3月に新青森駅から新函館北斗駅まで延伸して開業する北海道新幹線は、2031年には札幌駅まで延伸開業する計画。実は基本計画によれば北海道新幹線の最終形は札幌駅までではなく、ここ旭川駅までなのである。日本が人口減少社会を迎えた今、実現可能性が極めて低いように思えるが、もし東京駅から新幹線に乗車して6、7時間程で旭川駅に降り立ち、大雪山と石狩川を眺めることができたならば、これほど痛快で愉快なことはないだろう。その時、僅かに面影を残す街並みに自分が生きてきた時代が終えたことを感ずるのかもしれない。

昭和50年代後半、国鉄時代の3代目旭川駅。旭川駅といえばイメージするのはこの駅舎。

昭和50年代後半撮影、北海道の大動脈である旭川~札幌~室蘭間を繋いだL特急ライラック。撮影場所は札幌駅と思われるが、はっきりしない。国鉄781系電車を見ると童心に返る思いで懐かしい。

昭和57年(1982年)8月、旭川駅に停車する国鉄キハ40系気動車。バックに開業間近の旭川エスタが見える。

これが平成23年(2011年)全面開業した4代目旭川駅。30年ぐらい先の北海道新幹線旭川延伸開業を見越しているのか、ホームが高架化されて新幹線停車駅にふさわしい近代的な駅舎に。

旭川駅に隣接するイオンモール旭川駅前。昨年(2015年)開業した。

駅前に西武デパートは健在。高校卒業直後の上京前、親にスーツを仕立ててもらった思い出あるデパート。

旭川駅前から歩行者天国の平和通買物公園が延びる。

イオンモール旭川駅前にて。「安心してください、はいてますよ。」でブレーク中の”とにかく明るい安村”、最近知ったことだが旭川市出身で今や旭川市観光大使に任命されているという。

旭川駅駅舎内。天井が高くて広々とした印象、北海道新幹線開業の横断幕を掲げ東北への旅を誘う。ここから函館へ鉄道で行くにはまだまだ遠い、新幹線が札幌駅まで開通すれば現実味を帯びてくるのだが…。

旭川と言えば旭山動物園。

旭川駅西改札口。

旭川駅裏側、忠別川の河川敷に面しているため特に冬場は殺風景で人の往来は少ない。

旭川駅6番ホームに停車する増毛行。1日1本だけ旭川駅から留萌本線への直通列車がある。せっかくなので隣の近文駅まで乗車することに。近代的な旭川駅構内に停車するキハ54形気動車に少々違和感を感ずる。

「増毛-旭川」のプレートを掲げる。これも今年で見納めになってしまうのか…。

15:35定刻通りに近文駅へ到着。

近文駅を後にするキハ54形気動車。終着の増毛駅に到着するのは17:39、今時期ならばすっかり日が暮れていることだろう。廃止される前に増毛駅まで乗ってみたい。
撮影日:2015年12月31日(木)、2016年1月2日(土)
今年(2016年)3月に新青森駅から新函館北斗駅まで延伸して開業する北海道新幹線は、2031年には札幌駅まで延伸開業する計画。実は基本計画によれば北海道新幹線の最終形は札幌駅までではなく、ここ旭川駅までなのである。日本が人口減少社会を迎えた今、実現可能性が極めて低いように思えるが、もし東京駅から新幹線に乗車して6、7時間程で旭川駅に降り立ち、大雪山と石狩川を眺めることができたならば、これほど痛快で愉快なことはないだろう。その時、僅かに面影を残す街並みに自分が生きてきた時代が終えたことを感ずるのかもしれない。

昭和50年代後半、国鉄時代の3代目旭川駅。旭川駅といえばイメージするのはこの駅舎。

昭和50年代後半撮影、北海道の大動脈である旭川~札幌~室蘭間を繋いだL特急ライラック。撮影場所は札幌駅と思われるが、はっきりしない。国鉄781系電車を見ると童心に返る思いで懐かしい。

昭和57年(1982年)8月、旭川駅に停車する国鉄キハ40系気動車。バックに開業間近の旭川エスタが見える。

これが平成23年(2011年)全面開業した4代目旭川駅。30年ぐらい先の北海道新幹線旭川延伸開業を見越しているのか、ホームが高架化されて新幹線停車駅にふさわしい近代的な駅舎に。

旭川駅に隣接するイオンモール旭川駅前。昨年(2015年)開業した。

駅前に西武デパートは健在。高校卒業直後の上京前、親にスーツを仕立ててもらった思い出あるデパート。

旭川駅前から歩行者天国の平和通買物公園が延びる。

イオンモール旭川駅前にて。「安心してください、はいてますよ。」でブレーク中の”とにかく明るい安村”、最近知ったことだが旭川市出身で今や旭川市観光大使に任命されているという。

旭川駅駅舎内。天井が高くて広々とした印象、北海道新幹線開業の横断幕を掲げ東北への旅を誘う。ここから函館へ鉄道で行くにはまだまだ遠い、新幹線が札幌駅まで開通すれば現実味を帯びてくるのだが…。

旭川と言えば旭山動物園。

旭川駅西改札口。

旭川駅裏側、忠別川の河川敷に面しているため特に冬場は殺風景で人の往来は少ない。

旭川駅6番ホームに停車する増毛行。1日1本だけ旭川駅から留萌本線への直通列車がある。せっかくなので隣の近文駅まで乗車することに。近代的な旭川駅構内に停車するキハ54形気動車に少々違和感を感ずる。

「増毛-旭川」のプレートを掲げる。これも今年で見納めになってしまうのか…。

15:35定刻通りに近文駅へ到着。

近文駅を後にするキハ54形気動車。終着の増毛駅に到着するのは17:39、今時期ならばすっかり日が暮れていることだろう。廃止される前に増毛駅まで乗ってみたい。
撮影日:2015年12月31日(木)、2016年1月2日(土)

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